ファミマ「レンチンおでん」を開始 フードロス・人手不足対策

カテゴリ:ビジネス

人手不足やフードロスに悩むコンビニの新たな一手に迫った。

レジの横で、だしの香りと湯気を漂わせ、食欲をそそるおでん。

寒い夜に買いたくなるコンビニおでんの光景が変わろうとしている。

ファミリーマートが、14日から一部店舗で販売を開始したのは、レンジで温めるおでん。

注文を受けた店員がレンジで温め、お客さんに提供する。

レンジ方式を導入した狙いについて、ファミリーマート 商品・物流・品質管理本部の木内智朗ファストフーズ部長は、「今までのおでんは、朝作ったら夜中に廃棄しなければいけないので、おでんが売れていない店ではフードロスが多い傾向がある」と話した。

今回のレンジ方式のおでんは、賞味期限が半年と長く、フードロースの削減につながるという。

さらに、従業員の手間を削減する狙いもあるという。

流通アナリスト・渡辺広明さんは、「おでんは作るのと清掃するのに1時間半から2時間くらいの時間がかかるので、展開している間もお湯を追加したり、はんぺんが乾かないようにしたりとか、非常に人手がかかる商材」と話した。

レンジ方式のおでんと従来のお店のおでんを比べても、見た目の違いはほとんどないが、大きな違いは、具材が決まっていること。

レンジ方式のおでんは、大根、ちくわ、こんにゃく、さつま揚げなどがセットになった4個入りと6個入りの2種類。

街の人からは「たまごがほしい」、「ちくわぶはほしい」、「きんちゃくもほしい」などといった声が聞かれた。

流通アナリスト・渡辺さんは、「通常、おでんは、いろんな具材から自分の好きなものを選んで買うところが楽しさであり、客の便益であるが、それができなくなることが非常に難しく、(客にとって)デメリットではないかなと。ただし、今の人手不足や食品ロスの問題を考えると、客も若干我慢をしなければいけない時代になってきているのではないか」と話した。

レンジで温めるコンビニおでん、新しい冬の定番となるのだろうか。