オーストラリア大森林火災 年明けも... コアラ2.5万匹が犠牲に?

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燃え盛る炎。

迫る火の手は、今にも車をのみ込んでしまいそうな勢いだった。

オーストラリアで、2019年9月から続く大規模な森林火災。

激しく燃える住宅を前に、立ち尽くす住民の姿も。

住民は、「一度燃えると風が強まって、あっという間に(炎が)広がったわ。すべてがもう...」と話した。

勢いはとどまることなく、現地メディアによると、これまでにおよそ525万haが焼失し、死者数は、24人にのぼっている。

その影響は、動物にも。

火災により、住む場所を追われ、白い煙が漂う草原を跳ねるカンガルーの群れの姿や、足もとが熱いのか、身動きが取れなくなっている1匹のコアラ。

現地では、火災の影響で、およそ2万5,000匹ものコアラが死んでいるとの予測まで報じられている。

ビーチに立ち込める煙と、沿岸を取り囲む炎で、身動きが取れなくなった人々。

一部沿岸地域や人気観光地にまで到達している火災により、観光客が避難を余儀なくされるなど、影響が出ている。

人々は「怖いわ。かなり大きい火災だもの」、「とても煙たい。何もできなくて面白くないわ」などと話していた。

さらに、スポーツ界にも飛び火か。

開催を懸念されているのは、1月20日にビクトリア州メルボルンで開幕する全豪オープンテニス。

男子プロテニス選手協議会の会長を務めるジョコビッチ選手が、街の大気の状態悪化が問題視されていることを受け、「大会開催延期を検討すべきだ」とコメントしていると報じられるなど、思わぬ余波が生まれている。

新しい年を迎えても続く、オーストラリアの森林火災。

事態は、深刻さを増している。