【独自】“北レストラン”摘発 出稼ぎの女性ら7人拘束 国連制裁受けてか

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流ちょうな日本語と軽快なダンスで、日本の大ヒット曲を披露。

タイのバンコクにある北朝鮮レストランで働く、北朝鮮からの出稼ぎ労働者たち。

日本人観光客にも人気のこのレストランに、先週、タイの入管当局が踏み込み、北朝鮮の女性従業員ら7人を拘束したことが、FNNの取材で明らかになった。

北朝鮮ぐるみで外貨獲得を進める、違法な労働の実態は...。

29日、タイの入管当局が摘発した北朝鮮レストラン、「平壌(ピョンヤン)・日の出食堂」。

タイの入管当局は、許可なく北朝鮮の労働者を住まわせた入管法違反の疑いで、43歳の北朝鮮の男を拘束。

シェフやウエートレスとして住み込んで働いていた北朝鮮の女6人も拘束した。

FNNが入手した、摘発した際の写真。

ピンク色のスカートに、白いブラウス姿で接客をしていた。

店内には、アジア系や白人の客が。

また冷蔵庫には、タイのビールのほか、日本製のビールも大量に用意されている。

さらに、店舗と同じ建物内には、居住スペースがあり、女性らが住み込みで働いていたことを物語っている。

3日、現場のレストランを訪れると、扉が閉められ暗くなっていて、閉店している様子がうかがえた。

休業の知らせもないまま、建物には誰もいなかった。

中国をはじめとして、アジアを中心に100軒以上の店を出しているとされる北朝鮮レストラン。

選ばれた20代の女性が各国の店舗に派遣されるといわれ、民族衣装を着て日夜、接客している。

レパートリーには、日本の歌も。

こうした北朝鮮レストランは外貨稼ぎの手段となる一方、北朝鮮のスパイ活動の拠点として利用されている疑いが、たびたび指摘されてきた。

国連安保理は、2017年12月、北朝鮮への制裁決議を採択し、2年以内に出稼ぎ労働者を北朝鮮に送還するよう、加盟国に義務付けた。

今回の摘発で、制裁を厳しく実行していることが明らかになった。

こうした中、非核化をめぐるアメリカとの協議が進展しない北朝鮮は3日、談話を発表。

その中で、「クリスマスのプレゼントに何を選ぶかは、すべてアメリカの決心にかかっている」と、何らかの対抗措置をとる可能性を示唆し、アメリカをけん制した。