若者の街に大人を呼び戻せ 渋谷の新名所「東急プラザ渋谷」 新たな戦略
新しい商業施設や超高層ビルが次々に誕生し、大人も楽しめる街に生まれ変わろうとしている東京・渋谷。
そんな中、5日にオープンするのが「東急プラザ渋谷」。
いったい、どんなお店が集まっているのか、ひと足早くチェックした。
渋谷の街を一望、目の前には渋谷駅、さらには、スクランブル交差点を見下ろすことができる。
東京・渋谷駅西口の目の前に5日にオープンする、新たな商業施設「東急プラザ渋谷」。
地上18階建ての複合ビルの2階から8階と屋上に、全69店舗を構える。
中でも、超目玉といえるのが、“屋上”にある日本初上陸のレストラン「CÉ LA VI TOKYO」。
テラス席のパラソルやソファの近くには水辺が広がっていて、まるでリゾート地に来たかのような雰囲気。
1号店があるのは、シンガポールを象徴する高級リゾートホテル「マリーナベイ・サンズ」の最上階。
絶景とともに、料理や音楽を楽しめるエンターテインメントレストランとして、世界的に評価されている。
2018年6月の米朝首脳会談の際には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が電撃訪問し、あっと言わせた。
渋谷の新店舗では、オリジナルカクテルやアジアン料理などを提供。
中華まんの皮を使った、バオバーガー。
甘じょっぱさもあって、チーズと肉の相性もばっちり。
実は、若者の街にありながら、東急プラザ渋谷のコンセプトは、“大人をたのしめる渋谷へ”。
“渋谷離れした大人”を呼び戻すことなどを目指している。
7階のグルメフロアにも、大人を取り込む仕掛けが。
都内初出店となる京都の隠れ家料理店「京都 瓢斗」。
ブランド豚「京都ぽーく」をさっとくぐらせ、特製のだしにつけて食べる「出汁(だし)しゃぶ」が名物。
「京都 瓢斗」女将・小野塚美貴さん「大人の方が、普段の生活とは異なった空間でゆったり過ごしていただけるような空間を作っております」
あえて大人をターゲットに新たな勝負に出た東急プラザ渋谷。
“脱・若者の街”への意気込みは...。
東急プラザ渋谷・長尾康宏総支配人「100年に一度の再開発といわれている渋谷が、街として変わっていく中で、ここ西口から渋谷に大人をどんどんどんどん注入していけるような施設にしたい」