逮捕から1年 ゴーン被告は? 日産は? 裁判で司法取引争点に

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世界を揺るがした日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告(65)の逮捕から、19日で1年。

裁判に向けた手続きが進む中、検察側と弁護側の全面対決の構図が、はっきりしてきた。

記者「逮捕から1年ですが、ご心境を」

ゴーン被告「...」

2018年11月19日、日本に入国直後に逮捕されたゴーン被告。

それから、延べおよそ130日間勾留され、金融商品取引法違反と3つの特別背任の、あわせて4つの事件で起訴された。

保釈後のゴーン被告は、キャロル夫人との面会禁止に反発しつつ、日々、裁判に向けた準備を進めている様子。

一連の事件で、検察側は、ゴーン被告の側近幹部2人と司法取引を交わし、証拠の礎を作り上げた。

これに対して弁護側は、裁判手続きの中で、「幹部2人は、日産からの業務命令で司法取引に合意したもので、この司法取引は違法だ」と主張。

日本に導入されたばかりの司法取引が成立するかどうかを裁判の争点とする、驚きの作戦に出ている。

元東京地検特捜部検事・高井康行弁護士は、「弁護側は、自分たちに不利な戦場で戦っている(と思う)。むしろ、司法取引に応じた2人に対する反対尋問が一番重要。これで崩せなかったら負けということ」と話した。

全面対決の構えを見せる検察側と弁護側、注目の裁判は、2020年春にも始まる見通し。