紅葉シーズンも...箱根は今 鎮魂 復旧...被災地の思い

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山が色づき始めた人気の観光地、神奈川・箱根町。

10月の台風19号では、24時間の雨量が、観測史上最多となる922.5mmを観測した。

箱根登山電車の線路は崩落し、温泉も一部で供給がストップ。

紅葉シーズンを前に、大打撃を受けた。

線路上では、いまだに復旧作業が続いている。

紅葉列車としても人気の箱根登山電車は、1カ月たった今も復旧のめどが立っていない。

年内に復旧の見通しが示される予定。

あふれ出した水で、道路が川のようになっていた温泉施設「箱根小涌園」の前は、11月12日現在、水の量は減ってはいたものの、水は流れ続けていた。

一部で止まっていた温泉の供給は、どこまで復旧しているのか。

7日に取材した際には、温泉が戻らず、沸かし湯で対応していた仙石原の温泉宿泊施設「レジーナリゾート箱根仙石原」。

12日に訪ねると...。

レジーナリゾート箱根仙石原・秋元礼美さん「このような形で、温泉が復旧しておりまして、硫黄のにおいと、白濁の温泉をお楽しみいただける状態になっております」

白く濁った温泉が、再び供給されていたもの...。

秋元さん「まだ完全ではございませんので、半分温泉で通常のさら湯を入れて沸かしている」

温泉の供給再開を受けて、訪れた宿泊客は、「温泉出始めているので、それで決めてきました」と話した。

箱根町観光協会によると、町内にあるホテル・旅館あわせて265軒のうち、今も38軒で温泉が出ていない状況。

強羅地区では、12日までに、すべての施設で温泉の供給が再開された。

台風19号により、道路が寸断され、大規模な土砂崩れが起きた宮城・丸森町。

被災から1カ月の12日、花を手に犠牲者の親戚が訪れ、大切な人を失った場所に花を手向けた。

大槻洋子さん「思い出いっぱいです。どんなにつらい思いで逝ったのかなと思うと、それを考えると本当にたまらないですね」

台風19号の被災地では、あわせて90人が死亡、今も4人が行方不明となっている。

正午に合わせて、多くの人々が黙とうをささげた。

丸森小学校では...。

生徒「泣いているの? 先生」

教員「悔しいなと思ってさ、みんなの丸森...」

生徒「先生、泣かなくても大丈夫!」、「なんで泣くの?」

教員「なんか考えたら出てきちゃった。1カ月あっという間だったね。一生懸命頑張ったからね。でも、まだまだ続いていくからね。つらい思いしてる人、まだまだいるからね。頑張っていきましょう、力合わせてね」

(FNN取材団)