サル100匹が野放しに 2カ月...台風被害の動物園

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千葉県の動物園にいるはずのサルおよそ100匹が、2カ月間野放しになっていることがわかった。

いったい、なぜ?

現地を取材した。

サルが野放し状態になっている場所。

そこは、千葉・富津市にある高宕山自然動物園。

職員とともに園内に入ると、野放しのわけが明らかに。

午前9時すぎ、朝の餌やりが始まると、サルたちが一斉に集まってきた。

必死に餌を抱え込むサル。

赤ちゃんザルは、餌を食べる親ザルの背中にギュッとしがみついている。

しかし、そのすぐ横では、台風15号の影響で、サルのおりが倒壊している状況になっていた。

この動物園では、96匹のサルを飼育。

しかし、9月に襲来した台風15号の影響で、高さおよそ4メートルの柵が倒壊。

以来、サルの野放し状態が続いている。

隙間だらけのため、どこからでも出られるような状況になっている。

集まっていたサルたちは、餌がなくなると、ほとんどいなくなってしまった。

こうして姿を消したサルはどこに...?

もともと、この地域には野生のサルも多く生息。

住民は、今後への不安を口にする。

近隣住民は、「保育園の子どもたちも遊びに来るんですけど、ふんがあったり衛生的に悪かったり、サルがいるのは、ちょっと怖いっていうのもあって」と話した。

園を運営する富津市によると、今のところ、周辺に被害やけが人は出ていないという。

それにしても、被災からすでに2カ月。

なぜ、柵の修理が進まないのか。

富津市役所 商工観光課・山下知哉さんは「災害が相次いでいる中で、作業に入る事業者の確保も難航している原因の1つとなっています」と話した。

相次いだ台風により、今なお多くの被災者が家屋などの修理を待つ千葉県。

富津市は、柵の修理計画を立ててはいるが、業者の確保ができず、見通しが立たない状況だという。

サルの野放し状態は、しばらく続くという。