祝宴「饗宴の儀」和やかに 両陛下 自然体でおもてなし

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即位の礼にともなう「饗宴の儀」に、各国要人が参列。

新時代、令和の皇室が担う国際親善とは。

22日午後9時すぎから、皇居・宮殿の豊明殿で行われた祝宴「饗宴の儀」。

天皇皇后両陛下は、「即位礼正殿の儀」に参列した外国からの賓客など、およそ400人に即位を披露し、祝福を受けられた。

天皇陛下が即位を内外に宣言される、「即位礼正殿の儀」。

冷たい雨が降り続いていた東京の空に、儀式の直前、鮮やかな虹がかかった。

「即位礼正殿の儀」は、午後1時すぎから宮殿・松の間で行われ、秋篠宮ご夫妻や眞子さま、佳子さまなど、皇族方のほか、イギリスのチャールズ皇太子やオランダのウィレム・アレクサンダー国王夫妻など、180以上の国や機関の代表者およそ2,000人が参列。

陛下は、天皇のみが着用する「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」と呼ばれる装束で、高御座(たかみくら)に立ち、「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と、即位を宣言するおことばを述べられた。

そして、22日午後7時ごろ、えんび服と勲章を着用した陛下と、ロングドレスにティアラを身に着けた皇后さまは、「饗宴の儀」に臨むため、赤坂御所からそろって皇居に向かわれた。

皇居には、「饗宴の儀」に招かれた各国の元首や王族らが、色鮮やかな民族衣装などに身を包み、続々と到着。

スペインのフェリペ国王は、ピンク色のロングドレスを着たレティシア王妃とともに、ブータンのワンチュク国王もペマ王妃とともに宮殿に入っていった。

そして、竹の間では、両陛下が1時間以上にわたり、出席者から順番にあいさつを受けられた。

出席者お一人お一人と笑顔で握手を交わされる両陛下。

令和の国際親善を示す「饗宴の儀」に、両陛下はどのような思いで臨まれたのか。

宮内庁担当・宮崎千歳記者は、「これだけ多くの国の方を一度にお招きする機会は初めてですし、上皇ご夫妻もおっしゃっていたが、国と国との友好関係というのは、ひとりとひとりの友好関係の積み重ね、だからこそひとりひとりのお客さまと、一瞬のごあいさつでも表情豊かに自然体に向き合って、一瞬に心を通わせようとつとめていたと思います。即位をお披露目するという大事な場面のホストの役割ですから、この長い1日の最後にそれを果たすのはとても大変なことだったと思う」と話した。

令和の新時代を象徴する即位の儀式。

即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」は、11月10日に行われる。

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