“ノーベル”吉野彰さんが会見「若い研究者の励みに」

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2019年のノーベル化学賞が9日に発表され、旭化成名誉フェロー・吉野彰さん(71)の受賞が決まり、9日夜、喜びの会見を開いた。

吉野彰さん「わたし自身、大変興奮しております。見事にことしのノーベル化学賞を受賞したことをご報告したいと思います。いろんな分野で若い研究者が、一生懸命研究なさっています。そういう人たちの大きな励みになってくれるかなと思っております。どうもありがとうございました」

吉野さんは、携帯電話やノートパソコンに使われるリチウムイオン2次電池の発明者の1人。

リチウムイオン電池は、携帯端末のほか、航空機やハイブリッド車にも利用されている。

しかし、自らが手がけたリチウムイオン電池については、長らく売れない時期が続いたという。

吉野彰さん「正直言いまして、約3年くらいありました。真綿で首を絞められるような苦しみじゃないんでしょうか。全く売れない時期が。それが突然売れ出したのが1995年、Windows95の年です」、「わたし自身が幸せだと思っているのは、リチウムイオン電池はIT革命という、とんでもない大きな変革とともに生まれ育ってきたんんです」

また、電話で受賞の報告を受けたという、妻・久美子さんは、「うそでしょと。やっとこの日が来たかと、正直思いました」と語った。

日本のノーベル賞受賞者は、2018年に医学・生理学賞を受賞した本庶佑さんに次いで、通算27人目。