スーツ市場縮小でセットアップ強化 紳士服AOKIの新戦略

カテゴリ:ビジネス

オフィスでスーツ離れが進む中、大手紳士服チェーンの新たな一手とは。

AOKI・青木彰宏社長「セットアップスーツは、ここ5年で約2倍と非常に大きく伸長しており、今後のビジネススタイルのスタンダードアイテムになると確信している」

紳士服大手「AOKI」が、8日に発表したのは「セットアップ」の強化戦略。

セットアップとは、上下別々に販売されているジャケットとパンツのことを指し、従来の上下そろいのスーツと違い、さまざまな組み合わせができるのが特徴。

8日からセットアップを本格的に展開した銀座本店では、売り場面積を以前の3倍に拡大し、品数も2倍以上に。

一方で、上下そろいのスーツ売り場は縮小した。

背景にあるのは、スーツ需要の減少だという。

青木社長「メンズスーツの市場規模は、団塊世代の引退や生産年齢人口の減少もあり、2015年をやまに減少傾向になっている」

クールビズの浸透や働き方改革にともなう、ビジネスエアーのカジュアル化。

AOKIは今回、セットアップを強化するにあたって、大手企業の社員およそ40人にヒアリング。

そこからわかったのは、服装の自由化で「何を着ればいいかわからない」という困惑の声があった一方で、「失礼のない格好をしたい」といった、自由化が進んでもフォーマルな格好を求める声だった。

そこで、“きちんと感のある軽装化したビジネススタイル”としてのセットアップに、力を入れることにした。

他社との差別化について、青木社長は、「年を重ねたりした方に対して、似合うセットアップや着回しの仕方というのは、なかなか提案が難しかった部分があるが、そこに対してしっかりと提案して、意見を聞きながら、新しい着回しのできるセットアップスーツ、ほどよいきちんと感が出せるセットアップスーツを開発していきたい」と話した。