長引く断水 なお2000戸 停電続く被災地

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停電の復旧作業が急ピッチで進む千葉県。

一方、長引く断水での住民の疲労はピークに達している。

台風15号の直撃から12日目。

千葉県では、20日午後11時現在で、停電件数が1万軒を下回った。

復旧が進む館山市では、明るい兆しが。

漁港のいけすに勢いよく流れる水。

停電の影響で停止した循環ポンプや冷蔵庫が復旧し、2週間ぶりに漁が再開された。

買い付けに来た鮮魚店「やっと水が出て、魚がこれから揚がってくるんだなって考えたら、

やっぱり正直うれしかったですね」

一方、停電が続く君津市では、自衛隊の給水車に水をくみに訪れる住民の姿が。

千葉県によると、君津市や富津市、鋸南町のおよそ2,020戸で停電による断水が続き、生活に深刻な影響が出ている。

君津市内で1人で暮らす、佐久間歳美さん(64)。

佐久間さん「(きょうはどのくらいの水を?)10リットルと...大体20リットル弱ですね。水が来てほしいですね。トイレが一番大変なんですよね」

高齢の母親が妹の家に避難したため、今は1人。

停電以来、1日1回、20リットルほどの水を給水所にくみに行く生活が続いている。

佐久間さん「トイレはこの(容器)2つで、ちょうどいいぐらいなんですよ。ペットボトルだと面倒くさい。5回くらいは入れないといけないから」

一番大変だというトイレの水。

1回使用するたびに、自分で水を補給するという。

佐久間さん「これくらい入ってないと流れない。1回流して終わりです。だからすぐ補給です」

さらにキッチンでは、洗面器にためた水を少しずつ使って、手や食器などを洗っているという。

佐久間さん「(普段ならこうやって水をためることは?)ありません。(食器使ったとしても十分に洗うことは?)できないですよ。だから、できるだけ捨てられるものを使っている」

停電で水道施設のポンプなどが動かないため長引いている、この断水。

千葉県は、水道施設に電源車を手配するなどして、1日も早い復旧に努めたいとしている。

ただ、実際に電気が戻っても、給水が止まっていた水道管を洗浄する必要があり、全面復旧には、なお、時間がかかるという。