消費増税 家計をみがけ! なぜ? 大手が駆け込み値下げ

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おにぎりを使った前代未聞の大胆戦略を、業界第4位の「ミニストップ」が打ち出している。

それは、おにぎり いつでも100円戦略。

実際に商品棚を見てみると、100円の文字がずらり。

これまで130円だった辛子明太子(めんたいこ)やネギトロも100円。

人気ナンバーワンの紅しゃけも、もちろん100円。

店内のおにぎり全品を、サイズや具の量を一切変えずに、一律100円に統一したミニストップ。

しかも、期間限定のセールではなく、これからずっと続ける予定だという。

買い物客「100円はいいですね。うれしいですよね」

利用者にとっては、素直にうれしい、この値下げ。

しかし、その裏には、企業側のしたたかな狙いがあった。

ミニストップ株式会社 広報・篠原淳一さんは、「10月に消費増税を控えている中で、特に増税のタイミングでも、この増税のタイミングでも、お客さまに“お得”を感じていただいて」と話した。

増税がスタートする10月を前に、インパクトの強い値下げで利用者に猛アピールすることで、ライバル店などから固定客を獲得し、そのまま増税後も通ってもらおうという戦略。

買い物客「おにぎりを、ここでしか買わなくなった」

消費者の節約マインドをくすぐる、増税またぎの駆け込み値下げはほかにも。

株式会社リンガーハット・川内辰雄執行役員は、「増税前にお値打ち価格で、(店を)お客さまに知っていただく」と話した。

長崎ちゃんぽんの専門店「リンガーハット」では、ランチで一番人気の「長崎ちゃんぽん+薄皮ぎょうざ5個ランチ」を、700円から690円に10円値下げ。

さらに、600円前後のランチメニューが並ぶ中、370円のセットも新たに投入。

ギョーザ7個にライスとスープ、お漬物がついたお得な低価格セット。

利用客は「気軽に入れる値段だと、あまり増税の影響を考えずに来られる」

こうした増税またぎの駆け込み値下げを賢く利用することで、日々の出費を抑えられる可能性が。

大手スーパーの「西友」は、8月から「超得」、「今トク!」、「プライスロック!」という3種類の価格プログラムを同時に展開。

中でも、割引率が最も高い超得では、パリッとした食感のあらびきウインナー2袋セットが358円に。

また、お米に混ぜて炊くだけで手軽に釜飯ができる調理キットや、生活用品などを含む65品目を、これまでより平均で9.3%値下げした。

これらは、増税にともなう値上げをせず、10月以降もそのままの価格で販売する。

合同会社西友・木下数基商品本部責任者は「10月からの消費増税でお客さまの不安が高まっている。“増税前と変わらず安心して買い物ができる”ということを、メッセージとして作っています」と話した。

家計を直撃する消費増税が目前に迫る中、消費者には、よりお得な売り場を見極めることが重要となってきそう。