被災地・千葉に激しい雨 停電発生から1週間

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千葉県を中心とした広域停電の発生から1週間。

復旧作業が雨に阻まれるなど、住民に生活再建への不安が募っている。

ブルーシートで覆われた屋根に降る大粒の雨。

台風15号の暴風被害から1週間。

千葉県内では16日も広い範囲で停電が続き、午後11時現在およそ7万2,000軒で停電。

さらに追いうちをかけるような雨が、住民たちを苦しめていた。

雨漏り被害に遭った住人は「雨漏りがして結構寝ていた時に、ぬれてしまったりして。でも(ブルーシートは)1軒1枚の支給なので、ちょっときつい」と話した。

台風による強風で、多くの建物が被害を受けた鋸南町。

台風の被害で出たごみが捨てられた場所では、雨でぬれたのか、テレビが捨てられていた。

さらに、住宅の中の引き戸、そしてソファが捨てられていた。

町内の住宅で1人暮らしをしている田村俊子さん(78)。

台風で屋根が飛ばされたうえ、未明からの雨で破れた天井から雨漏りが。

衣装ケースなどに雨水をためているものの追いつかず、水浸しの床の上を風呂用のスリッパをはいて生活している。

雨が降り出しても、避難所には行かなかったという田村さん。

田村さんは「(きのう避難しなかったのは、この家にいたいから?)はい、いたいから。いくらあれでも、寝る場所もないのにって言われたけど、いいです、とにかくお勝手のどこかしらで座ってでも突っ伏してでもいられれば、仏壇放ってはいけないから」と話した。

床に布団を敷けないため、つなげたいすの上で寝ているという田村さん。

まさに、ぎりぎりの生活。

田村さんは「寝られないですよ。寝られないけど、これで寝るよりほかない。下は雨水でいっぱいだから、寝てちょっとすると急いで見に行って、バケツで流しに全部捨てて」と話した。

この雨で、河川の氾濫による浸水や土砂災害の危険度が高まったことから、館山市の全域と南房総市の一部に、一時、警戒レベル4にあたる避難勧告が出された。

館山市の避難所を訪れると。

避難している人は「(家に戻れそう?)いや、わたしはもう住む気はないので、行っても片付けって感じになってしまう。捨てるとか」と話した。

住んでいたアパートの屋根が飛ばされてしまったという女性。

この避難所には、18世帯25人が避難生活を続けている。

雨は収まったものの17日、千葉市や館山市では気温が30度まで上がる予想。

熱中症への警戒が必要な一方で、18日は再び雨雲が近づき、広範囲で雨脚が強まるおそれがある。

避難している人は「(あした暑くなって、あさって雨降るが?)あした、わたしももう1回アパート行ってちょっと見てこようかなと思います。(雨漏りはしている?)かなりしていますね。(雨が一番降ってほしくない?)そうです。一番皆さんも思っていると思います」と話した。

東京電力では、復旧の見込みについて3つの期間に分けて示していて、22の市と町が最も長いおよそ3週間かかるエリアに。

新たな被害が判明したことなどに加え、天候や作業状況によって今後もさらなる復旧の遅れが心配されている。