いまだ約31万軒が停電 懸命の復旧はばむ“障害”

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千葉の大規模停電、停電からの復旧という観点から見ていく。

12日午後4時半の時点で、市原市およそ3万4,000軒、君津市が1万5,000軒超、全体をあわせると、およそ31万軒で今なお停電が続いている。

懸命な復旧作業にもかかわらず、4日たった今も、なかなか進んでいない。

何が停電からの復旧を阻んでいるのか。

東京電力パワーグリッド株式会社・塩川和幸技監「すべてが復旧するのは、あす9月13日以降の見込み。台風が発生・通過したあと、どのくらい配電設備に被害があるのかというところの見通しが甘かった」

今なお、全面復旧に至っていない千葉県内の大停電。

空から見ると、いたるところで電柱が倒れたまま。

復旧作業は、夜を徹して行われているが、当初の見通しよりも大幅に遅れている。

東京電力によると、予想以上に倒木が多く、伐採などに時間がかかっていることも要因の1つだという。

君津市では、電線を補修するために、5台もの作業車が狭い道に入っていった。

作業員「(これを直す時間と労力は?)やってみないとわからないので」

別の現場では、高圧線の横に何台もの作業車が。

電線に倒れ込み、引っかかってしまった倒木を撤去する作業が進められていた。

現場での作業を取材すると、まず、電線にかかっていないほうの木を取り除いたあと、木にワイヤを取りつける作業が行われ、倒木をゆっくりと持ち上げ、電線から引き離していく。

誤って電線を切断しないよう慎重に、なんとか撤去したあとは、邪魔な枝を取り除き、倒木そのものを切断して作業終了。

ここまで、およそ1時間の作業だった。

関電工・中野正志現場長「部門部門の特殊な方がいるので、合同で作業している。(みなさんは東電ではない?)わたしは(応援の)関電工です。生活がちょっと大変かな。車中泊みたいな形でやっている」

千葉県の森田健作知事は、こうした作業の加速を求めている。

森田知事「依然として大規模停電が継続しており、(東京電力には)いっそうの努力をお願いしたいと思っております」

一方、電気が通っている場所の情報も、自治体は把握しきれていない。

館山市は、市役所玄関に地図を設置。

市民に、電気が通っている場所を書き込むよう、呼びかけている。

館山市をはじめ、成田市や木更津市など、多くの場所で復旧は13日以降になる見通し。