生放送中のニュースにグッディ!スタジオ衝撃走る 競泳女子・池江璃花子選手(18)が自身のSNSで白血病を公表

カテゴリ:地域

  • 池江選手、オーストラリアから緊急帰国し、Twitterで白血病を告白 
  • 日本競泳会のエース、池江選手の輝かしい戦績
  • 完治できる可能性も厳しい部分をも併せ持つ、白血病の特徴 

池江璃花子選手がTwitterで白血病を告白

2月12日、『直撃LIVEグッディ!』の生放送中の午後2時ごろ、競泳女子の池江璃花子選手(18)が自身のツイッターで白血病と診断されたことを公表した。

体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、「白血病」という診断が出ました。私自身、未だに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります。今後の予定としては、日本選手権の出場を断念せざるを得ません。今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。(池江選手Twitterより)

安藤優子:
東京五輪の大注目選手ですよね。次から次に日本記録を更新して…、ご本人も大変ショックだとは思いますが、ちゃんと治療すれば治る病気だってご本人もおっしゃっていましたし。 

高橋克実:
ご本人もそうでしょうけど、僕もまだ全く信じられません。笑顔で絶対に復帰することを信じています。

三田友梨佳アナウンサー:
池江さんのツイッターを見ると、1月26日、合宿でオーストラリアにいた時か、帰ってきていたのか分かりませんが、ツイッターで全豪オープンの大坂なおみ選手についてコメントしているんです。「リアルタイムでプレー途中の悔しい表情や、優勝の瞬間の笑顔と涙の裏には想像もつかない努力とプレッシャーがあるのかなと思いました。そして本当にたくさんの勇気とパワーをもらいました。素晴らしい選手に一歩でも近づけるよう私も頑張ります」と。きっと体の不調を感じながらも、気持ちを奮い立たせていたんだろうなという言葉が書いてありました。


池江選手は、個人種目で11個、リレーで7個の日本記録を保持している、日本競泳界のエースである。

池江璃花子選手の実績

2018年の戦績は…
<4月 日本選手権>
・50m、100m自由形 優勝
・50m、100mバタフライ 優勝
<8月 パンパシフィック選手権>
・100mバタフライ 優勝
・200m自由形 準優勝
・4×100mメドレーリレー 3位
<8月 アジア大会>
・50m、100m自由形 優勝
・50m、100mバタフライ 優勝
・4×100mフリーリレー 優勝
・400mメドレーリレー 優勝

特に8月のアジア大会では6冠という前人未到の快挙を成し遂げ、日本人初の女子競泳MVPに輝いた。

「直撃LIVEグッディ!」では、日本血液学会認定血液専門医でナビタスクリニック新宿の濱木珠恵院長に、白血病の症状や治療法について伺った。
 
安藤:
池江さんが報告してきたのは、体調不良で帰国して診断を受けたら、白血病であったという、これだけの情報なんですが、ここから濱木先生はどのようなことを推察されますか?


濱木院長:
白血病というのは、血液細胞の種のような未熟な細胞がちょっとおかしくなってしまう病気なんですけど、これだと急に症状が進むものなのか、じわじわ進んでいるものなのかは読み取れません。ただ、しばらく休養をお取りになるということと、日本選手権の出場を断念ということを考えると、もしかして急性白血病のほうなのかなという気はしています。

安藤:
急性白血病だとすると、突然やってくるんですか?

濱木院長:
そうですね、急性という風に書きますので。1週間・2週間とかの単位で急に進んできて、調子が悪くなっていく、という症状が出てくるかと思います。

安藤:
原因は何なんでしょうか?

濱木院長:
なにが原因というのはないんですが、病状としては白血球や赤血球や血小板を作っていく血液細胞のおおもとになる芽球という種みたいな細胞があるんですけど、それが成長しないで、数だけどんどん増やしてしまうという病気なんです。そのせいでちゃんと成熟した白血球や赤血球などが作られず、未熟な細胞が癌化したような形でどんどん増えてしまうっていう状況です。

安藤:
そうなってくるとどのような具体的な症状が出るんでしょうか?

濱木院長:
白血球が作れない、赤血球作れない、血小板作れないということになりますと、感染に弱くなるだとか、貧血の症状が出る、血小板が足りない場合には、出血しやすいだとか、あざができやすい。全般的に具合が悪くなる可能性はあります。

安藤:
今後は治療に専念し、休養をとってということで、これはどういう風な治療が考えられるんでしょうか?

濱木院長:
もし急性白血病だった場合には、その中にもいろいろな分類があるので、細かいところは分からないのですが、基本的には、白血病細胞を全部消しつくすために、抗がん剤治療をする必要が出てきます。抗がん剤治療をだいたい1週間くらい投与して、1カ月くらい様子を見てっていう形で何回か繰り返していくという形になりますので、大体半年くらいは見てもらったほうがいいのかなと思います。

サバンナ高橋:
半年治療したら、完治できる病気と考えていいんでしょうか?

濱木院長:
今は抗がん剤のほかにもいろいろ新しい薬も出ていますので、どの白血病のタイプかにもよるんですけれども、可能性としては完治も考えられる。ただ、もちろん難しい部分もある、両方の側面があると思います。

安藤:
池江さんの場合はまだ18歳とまだお若いわけです。あくまでも急性白血病だとして、若い方でも発症するものなんでしょうか? 

濱木院長:
そうですね、白血病に関しては、若い方でも発症します。年齢によって発症しやすいタイプの方があったりなかったりってあるんですけれども、基本的にはほかの癌と比べると、若い年齢で発症することがあります。

安藤:
抗がん剤による治療が終わったとして、競泳の現場に復帰するまでどれくらいかかるんでしょうか。 

濱木院長:
抗がん剤治療の種類にもよると思いますし、どれくらい合併症が出る出ないとかというところもにもよると思います。ただ、やはり数カ月の間は入院になって来ますし、その間今まで続けてきたトレーニングはできないと思うんです。そうすると、数カ月治療して、そこから復帰となったときも、たとえば2020年のオリンピックに間に合うように調整できるのかって言われると、ちょっと分からないかなという感じですね。

北村晴男弁護士:
抗がん剤治療を仮にする場合なんですが、持前の体力がすごくあるとか、そういうことは治療を受けるにあたって影響はしますか。

濱木院長:
もちろん、元の体力がある方の方が絶対にいいです。抗がん剤は強めに使いますので、その時に抗がん剤自体のダメージだったり、白血球もものすごく下がる治療をすることもあるので、そういう時に感染症にかかることがあるんです。そういう時、持前の体力や気力の強さなどはものすごく影響するんですよ。

大村正樹フィールドキャスター:
日本中が応援している池江璃花子選手。ツイッターの文言以上にご本人が一番ショックだというのは明らかだと思いますが。

安藤:
具体的なことはまだ分からないですが、とにかく衝撃が大きすぎて。

北村晴男弁護士:
胸がつまります。僕は15歳の池江選手とお会いしたことがあるんですよ。本当に頑張り屋さんで、でも人格的にはもう大人だという感じがして、素晴らしい方なんです。必ず立ち直ってくれると信じています。

(『直撃LIVEグッディ!』2019年2月12日放送分)

グッディ!の他の記事