「ゆるして ゆるしてください」 虐待死 結愛ちゃんのメモ

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覚えたてのひらがなで、懸命につづられた思い。

両親から虐待を受けて死亡した、東京・目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)が残した衝撃的なメモの続きが法廷で読み上げられた。

夫の雄大被告(34)とともに、保護責任者遺棄致死の罪に問われている母親の優里被告(27)。

その裁判の2日目で、証拠として示されたメモは、結愛ちゃんが亡くなる前のおよそ1カ月の間、殴られたり、ほとんど食事を与えられないなど、壮絶な虐待を受けながら書かれたものだった。

「もうおねがい。ゆるして、ゆるしてください。おねがいします。きのうぜんぜんできてなかったこと、これまでまいにちやってきたことをなおす。これまでどんだけあほみたいにあそんだか。あそぶってあほみたいだからやめる。もうぜったい、ぜったいやらないからね」

これまでに一部公開されていた部分では、親への許しを請うような言葉をつづっていた結愛ちゃん。

4日に明かされた続きの部分では、自らを鼓舞するような言葉がしたためられていた。

「ぜったいぜったいおやくそく。あしたのあさは、きょうみたいにやるんじゃなくて、やるんじゃなくて、もうあしたは、ぜったいやるんだとおもって、いっしょうけんめいやって、パパとママにみせるぞ。えいえいおーう。おやくそくだから、ぜったいにおねがい」

ノートやチラシの裏などにつづられたメモは、結愛ちゃんが軟禁状態にあった6畳間から見つかった。

中には、虐待の具体的な状況に触れながら、自分を責めるような記述も。

「きのうパパにおこられたこと。ゆあが、おにさんもおふろもいやっていったから、パパがべんきょうおしえてくれたのに、パパにおれいをいわなかった。おふろのなかでおおきいこえだしたから、とけいができるはずなのに、とけいごまかそうとしたから、べらんだでたたされた」

5歳の娘がつづった、これらのメモの読み上げを、優里被告はハンカチを握り締め、涙を流しながら聞いていた。

4日の裁判では、傷害の罪にも問われている夫・雄大被告の供述調書も読み上げられ、結愛ちゃんを殴った翌日、両目が開かないほど顔が腫れ上がり、以降、死亡する日までぐったりして、横たわり続けていたことが明らかにされた。

二度と戻らない娘の命に、優里被告は何を思うのか。

5日から注目の被告人質問が行われる。