新幹線で“神泡ビール”はいかが?“車内販売”逆風の中JR東海の狙いは…

  • 1秒間に約4万回の振動で、きめ細やかな泡が立つビールを車内販売
  • 充実した駅ナカや自動販売機による売り上げ低迷からの回復狙う
  • 今後は、食品の無料サンプルを置くなどマーケティング的な活用も

東海道新幹線の車内で“店で飲むようなビール”

出張帰りの新幹線のお供としての定番、缶ビールをもっと楽しんでもらおうという新サービスが発表された。

JR東海が6日から、東京~名古屋駅間を走る一部の新幹線で販売を始めたのは、今まで缶のまま売っていたビールに、専用のサーバーを取り付けてつぐもの。

1秒間に約4万回の振動できめ細やかな泡

この機械は1秒間におよそ4万回の振動で、きめ細やかな泡が立つ仕組みになっていて、まるで、お店で飲むようなビールが楽しめるという。缶に取り付けるだけで車内での扱いが簡単なことから、今回導入された。
価格は、おつまみとセットで500円。

ビジネスマンや旅行帰りの客に快適な乗車時間を…

おつまみとセットで500円

ジェイアール東海パッセンジャーズ・浅賀教博営業推進部長は、
「東海道新幹線は、もともとビジネスのお客さまが非常に多いということで、出張帰りのビジネスマンとか旅行帰りのお客さまとか、幅広いお客さまにご利用いただければ」と話す。

車内販売をめぐっては、先日、JR九州が九州新幹線の車内販売を3月で終了すると発表。
駅構内で売店や自動販売機などが普及したことによる売り上げの低下が原因で、JR北海道も、2月末で、一部の列車で実施していた車内販売の終了を発表している。

そんな中、新サービスに取り組んだ狙いについて、浅賀営業推進部長は、
「お店と同じような高品質の生ビールを車内で提供することで、東海道新幹線の車内販売の魅力づけになるだろうということ、快適な乗車時間をすごしてもらえるということで取り組む」と話した。

食品の無料サンプルを置くなどマーケティング的な活用も

経営コンサルタントの森田章氏は、
「背景には車内販売の低迷がある。近年エキナカが充実しているし、車内販売は割高で選択肢も少ない。今回の取り組みはその場でしか楽しめない価値があるので面白いと思う」と指摘。

その上で、今後の取り組みについては、
「食品メーカーなどと協業して無料サンプルを置くなどすればマーケティング的な活用にも繋がる。アメリカのUber(ウーバー)ではドライバーによる販売が行われていて、ガムやスナック、携帯の充電器などを車内で売っている。新幹線も新しい発想を取り入れていくことが必要だと思う」と話す。

(「プライムニュース α」2月6日放送分)

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