3分でわかるキーワード フェイスブック「リブラ」なぜ批判?

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フランス・パリ郊外に、主要7カ国の財務相などが集まった。

議題の1つが、フェイスブックの計画する暗号資産「リブラ」。

これを、規制を含め、対策することで一致した。

麻生財務相「懐疑的な面が、各国いろいろ出されたというのが事実」

いったい、なぜ世界はリブラに危機感を強めるのか。

18日のテーマは、「なぜ“リブラ”は警戒される?」。

6月、インターネット交流サイトを運営するアメリカのフェイスブックが、独自の暗号資産、いわゆる仮想通貨のリブラを発行すると発表した。

この新しい通貨を世界に広めようとしたところ、大あわてしたのが世界のトップたち。

そもそもお金というのは、紙や金属でできていて、それ自体には価値はなく、国家が発行して価値があると保証することで、信用をしてお金として成り立つということになる。

しかし、内戦などや、政治的な不安定があり、あしたにも国がなくなってしまうと、お金が紙くずになってしまうのではないかいう、不安にさいなまれる可能性がある。

となると、「リブラに両替をしようじゃないか」と考える人が出てきてもおかしくない。

世界で、フェイスブックがどれだけ使われているのかというと、およそ23億人。

どれぐらいの人が使うかは不明だが、仮に半分の人が使うとしても、10億人以上の人が利用する通貨になり得るという規模感になる。

ただ、リブラには、円やドルなどのように「国家」に管理されていない。

となると、「どうなっていくのか?」というのを、第一生命経済研究所・永濱利廣首席エコノミストに聞いたところ、「リブラが急激に流通していくと、世界恐慌、リーマン・ショック以上の経済の悪化が起こるかもしれない」という指摘があった。

確かに、お金は、国が経済状況を見ながら管理している。

例を挙げると、景気が悪いときには金利を下げる。

そうなると、利息がつかず、預貯金していても仕方がない。

「お金を使おう」と消費活動が増えると、給料が増えて景気も上向いて経済も回っていくという形になる。

リブラの場合を考えていくと、国が直接コントロールできないとなると、経済が混乱しても打つ手がないのではないか、となる。

国も勝手なことをやらせたくないという部分から、警戒を強めているとみられる。