3分でわかるキーワード “新通貨”「リブラ」って何?

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ニュースのキーワードをコンパクトにひも解く「3分ではてな」。

15日のテーマは、“新通貨”「リブラ」。

6月、インターネット交流サイトを運営するアメリカのフェイスブックが、独自の暗号資産、いわゆる仮想通貨「リブラ」を発行すると発表した。

フェイスブックの利用者は、世界で23億人以上いるといわれている。

これだけの数がいるフェイスブックが、これまで国が定めてきた通貨発行に挑むというところがニュース。

実際に、今週行われるG7(主要7カ国)財務相・中央銀行総裁会議でも、リブラについては議題になりそうなので、注目される。

この世界的に注目のリブラ、いったい何ができるのか。

まず、交換業者で、円とリブラを交換する。

交換といっても、紙幣や硬貨ではなく、電子上の交換。

これを行うと、買い物やサービスができるなど、まずは決済をすることができる。

そして、もう1つ。

国際送金が、簡単にできる。

これは、フェイスブック上のアプリを使って、メッセージを送るような感覚で、簡単に送ることができる。

(今まで国際送金は、とても大変だった?)

フジテレビ・風間晋解説委員「やったことありますけど、手続き面倒、手数料高い、そして、遅い。もう、散々です」

手数料という面でも、ハードルが高かった。

そこがまた、フェイスブックの狙いでもある。

途上国など、近くに銀行がないとか、銀行口座を持てない人にとっては、決済するのも大変であれば、国際送金は本当にハードルが高かった。

それが、手数料が低くなって、メリットがあるともいわれている。

フェイスブックの目標は、グローバルに通用する通貨として、世界の格差を縮小することを目指していくと掲げている。

それに対して、アメリカのトランプ大統領は、「ほとんど信用性はない。世界中のどこであろうが、ずばぬけて力のある通貨がある。アメリカドルだ!」と、ツイッターで対抗心をあらわにしている。

これまでの仮想通貨とリブラ、何が違うのか。

一番は、安定性を目指していこうとしている。

これまで仮想通貨といえば、価格の変動がなかなか問題だと言われていたが、安定をするようなシステムを入れていこうとしている。

しかし、課題がある。

フェイスブックというと、過去に大量の個人情報が流出したことがあった。

それをどうするのか。

また、犯罪組織などのマネーロンダリング(資金洗浄)に使われるのではないかという懸念は、今もある。

(リブラは各国政府、それから中央銀行から批判が相次いでいるが、その背景は何がある?)

フジテレビ・風間晋解説委員「一言でいえば、既得権益を守りたいということですよね。通貨当局や金融機関は、権威と影響力を失いたくないという気持ちがあるんですね。23億人ものユーザーを持っているフェイスブックが、金融サービスに参入してくるのは、やはり、すごく脅威なわけですね。なので、やりたいなら俺たちのルールに従えということ。そのために、『プライバシーが』とか、『信用が』とかと言って、いろいろ難癖をつけているというのが、今の現状じゃないかと思います」

(では、これからルール作りというところも言ってくるかもしれない?)

フジテレビ・風間晋解説委員「ルール作りもあるし、時間を稼いでいる間に、新しい金融サービスを作れるかどうかというのが問われていますよね。銀行とかは」