【独自】違法駐車で飲酒...外交官を直撃 特権悪用 取り締まりはゼロ

カテゴリ:国内

追跡スクープ「外交特権悪用の実態」第2弾。

外国の外交官ナンバーの車が、東京都内で、飲酒運転や通行帯違反といった違法運転を繰り返している疑いがあることが、FNNの取材でわかった。

6月、東京・六本木の駐車禁止場所に止められた青色の外交官ナンバー、ロシアの車。

カメラは、ロシアの外交官が違法駐車をしたあと、飲食店でビールを飲み干す様子をとらえた。

違法駐車をしてから、およそ40分。

外交官は、1人で車に戻ろうとした。

ロシアの外交官「(ここに駐車するのは違反ですよね?)そうですね。(良くないと思いますが?)でも、2分だけです。さっき車を止めて、今から帰ります。(駐車したのは)2分だけです」

外交官は、40分間だった駐車違反を2分間だけだったと主張したが、見ていたことを告げると...。

ロシアの外交官「(食事のために放置駐車は駐車違反ですよ?)あっという間のはずだったんですけど...。(ということで、違反ですよね?)はい。(悪いことをしたと思いますか?)はい、悪かったです」

駐車違反は認めたが、飲酒については。

ロシアの外交官「(何を飲みましたか?)友人に会った。それだけです。(飲んだのはアルコールだったのでは?)いいえ。(何を飲んだのですか?)あれは...、ウーロン茶」

外交官は、飲んだのは酒ではなく、ウーロン茶だったと言い張った。

しかし、言い逃れができないと悟ったのか、友人を電話で呼び、運転させることにした。

ロシアの外交官「(つまり、ビールを飲んだ?)えーと...、はい、少し...」

外交官は一転して、酒を飲んだことを認めた。

飲酒運転をしていれば、事故を引き起こす危険もあった。

さらに、都内の幹線道路では。

目黒通りは朝、一番左側の車線がバス専用となっていて、一般の車の走行が禁止されている。

しかし、複数の外交官ナンバーの車が、バス専用レーンを走っていた。

中には、スピードを出して走る車も。

外交官ナンバーが、毎朝のように、通行帯違反を繰り返していた。

こうした実態について、警視庁は、「外交特権を持つ者であっても、法令にのっとり、取り締まりや指導警告などの措置をとる」としているが、実際の取り締まりの数は2018年、飲酒運転、通行帯違反ともに0件。

ウィーン条約に基づく外交特権により、刑事・民事ともに裁かれることがない外交官が、違法運転の取り締まりを逃れている疑いも明らかになった。

前回の第1弾では、外交官ナンバーの車が都内で駐車違反をして、放置違反金を踏み倒した数が年間3,000件にのぼって、このうち、ロシアと中国の2カ国が半数近くを占めていたこともお伝えした。

今回の件で、ロシア大使館にあらためてコメントを求めたが、今のところ応じていない。

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