3分でわかるキーワード 「はやぶさ2」の何がすごい

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ニュースのキーワードをコンパクトにひもとく「3分ではてな」。 12日は「はやぶさ2の偉業」。

今回、「はやぶさ2」が目指した「リュウグウ」は、直径わずか900メートルの小惑星で、地球と火星の間を公転するような軌道を回っている。

発見されたのは、わずか20年ほど前。

今回、「はやぶさ2」が採取したとみられる物質は、「太陽系の歴史のかけら」と呼ばれている。

それは、小惑星は「太陽系の化石」ともいわれるほど、太陽が誕生したおよそ46億年前に近い状態を保っていると考えられるから。

地球上の生命は、太古の地球に小惑星が衝突し、その時、小惑星に含まれていた有機物や水分がもとになって誕生したという説がある。

この生命のもとになった物質が、今回、リュウグウで採取されたとみられる物質に含まれているのではと、 生命誕生の謎が解明されるかもしれないと、期待されている。

しかも、今回は地表ではなく、地下から物質を採取した。

2月に初着陸した時に、リュウグウ表面の物質は採取できたとみられている。

しかし、リュウグウは、宇宙ではむき出しの状態。

強い放射線などを受けることで、成分が変質してしまう。

それが地下の物質だと影響を受けにくく、小惑星ができた当時に近い状態を保っているとみられている。

とにかく、着陸採取というのは難しいチャレンジ。

これを2回も繰り返した。

もちろん、表面の物質を持ち帰るだけでも成果。

もし再着陸に失敗すると、すでに採取した貴重な物質も失うかもしれない。

成果ゼロになってしまうかもしれない。

それでも危険を冒してまで、再着陸して、地下の物質採取の決断をしたのは、それだけ貴重だからということ。

ちなみに、月よりも遠くの天体で、地下の物質を採取することは、世界でも初めての偉業。

まさに100点満点で、1,000点の偉業。