太陽系 46億年のタイムカプセル 「はやぶさ2」再着陸に成功!

カテゴリ:テクノロジー

日本の探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」から地下物質の採取に成功したとみられている。

数々の困難を乗り越えて、史上初の快挙。

プロジェクトマネジャー・津田雄一氏は、「本日、はやぶさ2は、タッチダウン第2回目を実施しました。結果として、わたしたちは、太陽系の歴史を手に入れることができた」と話した。

2014年の打ち上げから、1680日。

JAXAは11日、「はやぶさ2」が、世界で初めて小惑星内部の岩などの採取に成功したとみられると発表した。

11日午前10時51分。

Vサインと笑顔に満ちあふれた、JAXAの管制室。

共に偉業を見届けた、神奈川・相模原市のパブリックビューイング会場も喜びに沸いた。

「(涙は)思わず感極まって、いつ万が一があるかわからないので、ドキドキしながら」といった声が聞かれた。

そのドキドキは、管制室から見守ったJAXAの津田プロジェクトマネジャーも同じ。

地球から、およそ3億km離れた着陸の信号が届いたときには、一瞬「ハッ」とした表情。

そして、すぐさま成功を確信したのか、笑顔になっていた。

会見では、今回の偉業を、「100点満点でいうと、1,000点。本当に今回は言うことなし。チームの準備も含め、パーフェクト」と評価した。

会場に、その完璧な場面をとらえた画像が届けられた。

プロジェクトマネジャー・津田雄一氏は、「結果として、わたしたちは、太陽系の歴史を手に入れることができた」、「ちょっと言い過ぎちゃったかもしれない。太陽系の歴史のかけらを手に入れたという気持ちで申し上げました」などと話した。

打ち上げから、1,680日。

11日、「はやぶさ2」が世界で初めて小惑星「リュウグウ」から採取したとみられるのは、“太陽系の歴史のかけら”。

2019年2月に採取したのが、リュウグウ表面の岩石だったのに対し、今回のミッションでは、人工クレーターから飛び散った地下内部の岩石の採取に成功したとみられる。

サンプラー担当・澤田弘崇氏は、「真ん中(の画像)がタッチダウンと思われる時刻で、弾丸を発射した瞬間に、細かい微粒子のようなものが飛び散っている。最後の画像が弾丸発射してから4秒後の画像。前回のタッチダウンと同様に、弾丸で飛ばした石とかが多く飛び散っていると」と話した。

地球誕生当時の状況を知る、大きな手がかりとなる“46億年のタイムカプセル”。

くわしく分析することで、生命の起源に迫る成果が得られるかもしれない。

パブリックビューイングに来た人は「よくやった、頑張った、素晴らしいですね。『無事に帰ってきてください』って言いたいです」、「はやぶさ2おめでとう。お疲れさま」などと話した。

プロジェクトマネジャー・津田雄一氏は、「(試料を)手に取った状態です。それをおうち...じゃない、地球に帰ってこないといけないので、運用はしっかり続けたいと思います。はやぶさ2には、仲間として、『ありがとう』と言いたい」と話した。

「はやぶさ2」は、リュウグウからの贈り物とともに、2020年の末ごろに地球に帰還する予定。