“目隠し”で容疑者宅へ…遺体で発見の女子大生 事件当日の行動に複数のナゾ

  • 女子大生死体遺棄事件 当日の行動が徐々に明らかに 
  • 容疑者との間に“金銭トラブル”  
  • 女子大生が身に着けていたコートは遺棄現場近くに捨てられていた

二人の間に“金銭トラブル”が? 事件当日の行動をたどる

(左)広瀬晃一容疑者 (右)菊池捺未さん

行方不明だった東京都内の女子大生・菊池捺未(なつみ)さん(18)が、茨城県神栖市で遺体で見つかった事件。死体遺棄の疑いで送検された広瀬晃一容疑者(35)との接点に、いまだ謎を残しつつも事件当日の行動が徐々に明らかになってきた。

菊池さんの行方が分からなくなったのは、2018年11月20日。
通っていた日本薬科大学で授業に出席した後、午後3時ごろ電車でJR綾瀬駅から茨城県のJR鹿島神宮駅へ向かったという。午後5時半ごろに鹿島神宮駅に到着した菊池さんはコンビニへ向かい、防犯カメラには何も買わずに店を出る姿が残っていた。

その後、タクシーに乗った菊池さん。午後6時過ぎに、広瀬容疑者の自宅近くのコンビニで下車した。

広瀬容疑者と合流した菊池さんは、広瀬容疑者の車で自宅アパートまで連れていかれたというが、その際、目隠しをされていたという。

自宅アパートへ着いたのち、菊池さんを再び外へ連れ出すと、自宅から離れた場所で降ろした広瀬容疑者。
菊池さんは再度、広瀬容疑者の自宅へ向かおうとしたものの場所がわからず、近所の住民に「記憶を頼りに来たんですが場所がわからなくなりました」と聞いていたという。

午後8時ごろ、この住民のもとを再度訪ね、「トラブルが解決しました。ありがとうございました」と話した菊池さん。

その3時間後の午後11時、広瀬容疑者の自宅から10km以上離れた場所で菊池さんが持っていた携帯電話の位置情報が途切れ、翌日には菊池さんが着ていたピンク色のコートが捨てられているのが見つかったのだ。

菊池さんが口にした「トラブル」とは、一体何だったのか。そして、なぜ広瀬容疑者の家に戻ろうとしたのだろうか。実は当日、菊池さんと広瀬容疑者の間にはなんらかの金銭トラブルが生じていたとみられている。

「親孝行したい」絶たれた長年の夢

「私は外科医になって、できる限り多くの人をつらい病気から救い、その人たちを笑顔にしたいです。今まで育ててくれた両親に感謝し、親孝行したいからです」(菊池さんの小学校の卒業文集より)

18歳という若さで命を奪われた菊池さん。
小学校のころから抱いていた「親孝行がしたい」という夢は半ばで絶たれることとなった。

菊池さんの小・中学校時代の同級生:
親孝行がしたいっていう思いで薬科大に通っている。
本当に許せないというか、本当にいい子だったので…

菊池さんの父親:
医療関係に進むような話はよくしていました。働けるようになったら恩返ししたいっていうか、一緒に暮らしたいね、っていう感じは言ってくれていました。

遺棄現場近くに“ピンクのコート”

ひざ下ほどの深さの穴に埋められ発見された菊池さん。
遺棄現場のすぐ近くで発見されたピンク色のコートは、菊池さんが行方不明になった翌日の21日に近所の住民が発見し交番に届け出たという。

コートは落とし物として処理されていたものの、先週になって「女子大生不明の報道と何か関係があるのでは」と考えたこの住民が再度警察に連絡。捜査が大きく進展するきっかけとなった。

芝や草が積まれた場所の中に捨てられ、人目を引いたこのピンク色のコート。
菊池さんの携帯電話は現在も発見されておらず、広瀬容疑者が「近くの川に捨てた」と供述していることから、見つかりにくい場所を選んで捨てたと考えられるが、なぜコートは遺棄現場近くに捨てたのだろうか。

取り調べに対し「女性とは当日に初めて会った」と供述している広瀬容疑者。
警察は、菊池さんが広瀬容疑者とトラブルになったあと車の中で殺害されたとみて一連の経緯を調べている。


(「プライムニュース イブニング」2月1日放送分より)

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