【パラアスリートの言魂】パラテコンドー 星野佑介

カテゴリ:芸能スポーツ

  • 人との関わりすら苦手だった星野選手はパラテコンドーと出会い、変わった
  • 指導者は「日本で一番の選手になる」と太鼓判
  • 第一人者から初勝利を挙げ、試合を楽しめるようになり、金メダル目指す

高校生が第一人者に勝った。現在17歳の星野佑介は2018年8月、パラテコンドーの第一人者で、日本王者の伊藤力から勝利。2020年東京に向けて注目を集めている。

人との関わりが苦手だった少年

「最初は本当にビビりで何も出来ない状態だったんですけど、試合で一回勝ってから自信がつくようになったんですね」
そう語るのは、星野選手の指導者、炫武館館長の姜炫淳師範だ。

中学3年生の時、パラリンピック選手発掘プログラムに参加し、テコンドー協会関係者に「テコンドーに向いている体つき」とスカウトされた。
しかし障がいの影響もあって、人との関わりが苦手だった星野選手。ほとんど運動もしていなかったというが、テコンドーの華麗な蹴り技に魅せられ、競技にのめり込んでいった。

星野選手を変わらせた“ある”勝利

華麗な蹴り技を自分のものにするのは、「何回も蹴って体にその感覚を叩き込むしか無いです」と話す星野選手。地道に練習を重ねた結果、パラテコンドーを始めて1年半で日本の強化指定選手に選ばれた。

出会った頃は「体もかたくて、体力もなくて赤ちゃんみたいだった」と姜師範は振り返るが、今は「努力して凄く今伸びていますね。私は日本で一番の選手になると思いますよ」と最高の評価をしている。

そこまで成長した理由は何なのだろうか。星野選手に聞くと、1つの勝利が自身を変化させたという。

「(パラテコンドーの第一人者の)伊藤力選手とこれまで何回も戦っていましたが、勝ったことがなかったんですけど、この前初めて勝てたんですね。それが凄く自信になりまして。パラテコンドーの試合が、ただ痛いだけの自分がサンドバッグになるようなイメージじゃなくて、最近は自分もプレイヤーになっているという感覚になってきたので、凄く楽しいです」

今では、試合で相手の蹴りを一度防御すれば、それでスイッチが入るような感覚になり、試合への恐怖が減り、試合自体を楽しめるようになったという。

2020年東京パラリンピックから正式競技となるパラテコンドー。
まだ17歳の高校生。期待の新星が、東京パラリンピックで初代メダリストを目指す。

星野佑介(ホシノ・ユウスケ)

2001年8月9日生まれ 17歳 炫武館所属。
中3でパラテコンドーを始めるまでは、ほとんどスポーツ経験なし。
18年8月に日本パラテコンドー界のパイオニア・伊藤力から勝利。
18年は、日本選手権パラの部男子 -61kg級3位、パンアメリカ選手権K44男子 -61kg級3位、金雲竜カップ選手権K44男子 -61kg級3位。


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