サニブラウン 日本新9秒97 1日3レース 驚異の身体能力

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陸上男子100メートルで、サニブラウン・ハキーム選手が日本新記録となる9秒97をマークした。

サニブラウン・ハキーム選手(20)

「正直あんまり(日本新記録を出した)実感はないけど、別に今後もまだ早いタイムは出ると思っているので、その都度、更新していければと思っています」

日本新記録をマークしたとは思えない淡々とした語り口が、その大器ぶりを現していた。

20歳のサニブラウン選手は、全米大学選手権の準決勝で追い風参考ながら、9秒96をマーク。

日本中の期待を背に迎えた、8日の決勝。

3位となったものの、追い風0.8メートルの好条件の中、9秒97の日本新記録をマーク。

サニブラウン選手

「スタートから60メートルまで結構良かったけど、ストライドが伸びて長くなってしまったので、そこをしっかりまとめていければ、もうちょっといいタイムが出たのかなと」

桐生祥秀選手の持つ従来の記録を、0秒01更新するも、満足はせず。

それもそのはず。

実は、その驚異的なタイムは、1日に3レースを走る過酷なスケジュールの中でたたき出したものだった。

100メートルを走る前に、4×100メートルリレーで所属するフロリダ大学の今シーズン最高記録での優勝に貢献。

その50分後に100メートルで日本新記録をマークすると、さらにその45分後、今度は200メートルで圧巻の走りを見せた。

この日3レース目、満身創痍(そうい)の中で臨んだ自身の得意種目。

日本歴代2位となる20秒08をマークし、自己ベストを更新。

「伸びしろしかない」と言わんばかりの“怪物ぶり”を発揮した。

サニブラウン選手

「ナイジェリア人に負け、アメリカ人に負けたので、とりあえずは『敗北』かなと」

ガーナ人の父と日本人の母を持つサニブラウン選手、「日本最速の男」になったにもかかわらず、抱き続ける勝利への執念。

次なる目標は。

サニブラウン選手

「しっかり休んで、1年半ぶりに日本に帰るので、おいしいごはんを食べて、レースに備えようかなと思います。今後も、『日本選手権』、『世界選手権』で、またハイレベルな試合が出てくると思うので、1試合1試合楽しんでいければと思います」

6月末に行われる日本選手権、東京につながる「世界選手権」への切符がかかる重要な大会。

2017年のこの大会で並み居るライバルたちを退け、100メートル・200メートルで頂点に立った20歳は、負ける気などさらさらない。

サニブラウン選手

「まず“普通に”優勝して、世界選手権の切符を決めて、こっち(アメリカ)に帰って来られればと思います」