ブレーキのつもりが“ガニ股”で 高齢者注意「バックの右足」

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またも起きた、高齢ドライバーによるペダルの踏み間違いによる事故。

取材を進めると、高齢者ならではの「ある問題点」が浮かび上がった。

バンパーが大破した車。

その横には、子ども用のシートを載せた自転車が横倒しに。

3日、大阪市内で、バックした車が歩道に突っ込み、子ども2人を含む4人がけがをした事故。

過失運転致傷の疑いで逮捕された80歳の男性は、4日、釈放された。

警察の調べに、男性は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話している。

5月、千葉・市原市で、園児が遊ぶ公園に、駐車場を出た車が突っ込んだ事故も、ペダルの踏み間違いが原因だった。

交通事故総合分析センターの調査によると、ペダルの踏み間違いによる事故は、20代でも多く発生。

一方で、70歳以上のケースでは、踏み間違いによる事故の実に8割が、死亡事故につながっているという。

そこで4日、取材班が訪れたのは、千葉県内の自動車教習所。

行われていたのは、70歳以上のドライバーが免許を更新する際に必要な高齢者教習。

運転実習でバックをする高齢者。

ペダルの踏み間違いは、まさに、このバックのときに起こりやすいという。

その理由として、高齢者の運転にくわしい専門家があげるのが、高齢者の右足の動き。

福山大学工学部・関根康史准教授「右足がガニ股気味になって、右のつま先が斜めを向くような運転姿勢になっているケースが見られた」

右後方を見る際、ガニ股になった高齢者の足元。

関根准教授によると、高齢者は若い人に比べ、股関節が硬くなりやすく、このガニ股の状態だと、アクセルからブレーキに足を戻そうとした際に戻らず、踏み間違いが生じやすい傾向にあるという。

関根准教授「間違えてアクセルを踏んでいるんだけど、ご本人はブレーキを踏んでいると思い込んでしまっているという」

高齢者講習の参加者は「(ペダルは)勘だけでやっている。気をつけます」、「(ペダルの操作は)足首だけ。ブレーキとアクセルの方に動かしている」などと話した。

大佐和自動車教習所インストラクター・甲斐修さんは「(高齢者は)何かあわてたときに、結構ペダルを踏み間違えたりとかするケースが見受けられる。極力緊張しないように指導している」と話した。

(関西テレビ)