“ノック”すると中が見えちゃう「冷蔵庫」が登場!? 画期的な機能をLG担当者にトントンと聞いた

  • ノックで中身がみられることで、省エネにもつながる
  • 「きっかけは、あまり使用しない夫や子供が開閉するときの時間や頻度が非常に高かったため」
  • 両手がふさがってても、片足でドアが自動オープンする機能も

子供の頃、特に夏の季節。親から「冷蔵庫は開けたらすぐ閉めなさい!」と怒られたことはないだろうか。冷蔵庫を開くことで庫内の温度が上昇し、食材などが傷む・電気代がかさむといった理由が考えられるが、子供からしたら冷蔵庫の中身や配置を把握しているわけではないので、決して相容れぬ対立がそこに生まれるわけだが…。

そんな、いざこざさえも解消してしまう、驚きの冷蔵庫「LG SIGNATURE InstaView Door-in-Door冷蔵庫」を、LGエレクトロニクス・ジャパンが1月31日に発売した。
なんとノックを2回すると庫内を見ることができるというのだ。
オープン価格は88万8000円前後となっていて、なかなか強気な価格設定だが、その他にも新たな機能があるというので、広報担当の阿部さんに詳しくお話を聞いてみた。

2回のノックで中身が丸見え

ーーこの冷蔵庫の最大のウリは?

本製品は「LG SIGNATURE」という、LGのプレミアムブランドの1つとして、家電が本来あるべき“本質”と“価値”を極限まで追求し、不要な要素はそぎ落とし、本当に必要な性能と使いやすさ、デザイン美を最先端の技術をもって形にした特別な製品です。

(提供:LGエレクトロニクス)

ーー他社にはない、この冷蔵庫の特徴は?

大きく分けて、3つの機能が特徴です。

1. インスタビュー・ドアインドア
2. オートオープンドア
3. オートオープンドロワー


ーーインスタビュー・ドアインドアとは?

冷蔵室の右ドアには、窓のようなガラス扉がついており、軽く2回ノックすると、右ドア部の庫内に何が入っているかを確認することができます

また、ガラス扉だけを開閉することもできるため、よく出し入れするような飲料や食材を手前に入れておけば、簡単に取り出すことができます。

加えて、収納部の高さを簡単に調節できる「ムービングバスケット」システムを採用していますので、様々なサイズの食材を保存することが可能です。

(提供:LGエレクトロニクス)

ーーそもそも、中が見える冷蔵庫を開発したきっかけは?

冷蔵庫の開閉に関する調査をした際、家族の中でも冷蔵庫をよく使用する女性(妻)に比べて、男性(夫)や子供が、開閉するときの時間や頻度が非常に高く、庫内の冷気を逃がしてしまっている、ということが分かりました。

そこで、中に何が入っているか分からない男性や子供が、扉を開閉することなく、庫内を確認できる冷蔵庫があればよいのでは…という発想から開発が始まりました。

ノックすると、ガラス扉の向こうが明るくなるのだが、約10秒経てば自動で暗くなるとのことだ。
そして、439Lの冷蔵室と237Lの冷凍室を備えた、676Lの大容量モデルにも関わらず、銀色でシュッとしたデザインは高級感を漂わせており、とてもスタイリッシュに見える。

また、庫内をステンレススチール製にしていることで高級感を演出するだけでなく、冷気を維持することにも一役買っていて、結果、省エネにもつながるという優れものだ。


ーー普通の冷蔵庫と比べて、どれくらい省エネ?

電気代では公表しておりませんが、弊社の同じ容量のモデルで、同様の右扉を開けた状態に比べて、ガラス扉だけを開けた状態では、従来の冷蔵庫のドアを開けるのと比べ、冷気の逃げ(冷気損失)を40%以上、抑制できるという調査結果があります。

(提供:エレクトロニクス)

ーーノックで中が見えるガラス扉を、冷蔵右ドアだけに採用したのはなぜ?全ドアや冷凍は技術的に厳しい?

全ドアに搭載することも技術的には可能です。現在、右ドアにだけ採用している理由はいくつかあるのですが、たとえば海外モデルでは、左ドア部に「Water Dispenser」という氷や水のサーバー機能がついているため、あえて左ドアにガラス扉をつける必要がない、というのもあります。

片足でドアが自動オープン

ーー2つ目の機能 オートオープンドアとは?

人が近づくと足元にライトが点灯しますので、そこに片足をかざすと、冷蔵庫の右ドアが自動でオープンします。荷物を持って両手が塞がっていたり、調理中で手が汚れている場合などに、簡単にドアを開けることができ、もし誤って開けてしまっても、一定の時間内に開閉がない場合は自動的に扉が閉まります。

(提供:LGエレクトロニクス)

冷蔵庫下部に設置されているセンサーは、人が近づいてきたのを察知したら、「DOOR OPEN」という文字を足元へ投影する。
その文字を踏むように足を置けば、ガラス扉がついている右ドアの冷蔵室が自動で開く仕組みだ。

調理中で手が汚れている場合や、買ってきた食料品などで両手がふさがっている場合など、簡単にドアを開けられるこの機能があれば、ストレスフリーに出し入れが可能だ。

(提供:LGエレクトロニクス)

引き出しも自動

ーー3つ目の機能 オートオープンドロワーとは?

冷凍室の扉を開くと、中の引き出しが自動で手前に引き出されます。中に入っているものが見やすく、必要なものをすぐに取り出すことができます。

(提供:エレクトロニクス)

冷凍室のドアは左右どちらも、3段の引き出し部すべて(計6つの引き出し)が自動で動くことのこと。

また、専用のアプリをインストールすることで、スマートフォンとリンクすることも可能。AIは搭載しておらず、Wi-Fi対応をしているとのことで、現在はスマホアプリを経由し、庫内の温度を確認することができるとのこと。

(提供:エレクトロニクス)

ーー今後、アプリで連携を検討している機能は?


最近実装した機能ですが、扉が開けっぱなしになっているのを、スマホにプッシュ通知式でお知らせする機能や、冷凍庫の急冷凍オン・オフなどの操作もスマートフォンでできるようになりました。

また、現在検討中の機能としては、今後のモデルにBluetooth・カメラ・スピーカーをつけることで、スマートフォンの中の写真を透明窓に写す・音楽を流す・外出先の買い物で冷凍庫の中を、スマートフォンで確認できる機能などの搭載を検討しています。


(提供:LGエレクトロニクス)

上記の3つの機能以外にも、冷蔵庫の中をセンサーでモニタリングして、自動で除菌・脱臭する「ハイジーンフレッシュ」も搭載。

開ける前に中身が見えるという画期的な冷蔵庫。今後のアップデートで、もっともっと新機能が増加し、これまでの冷蔵庫にありそうでなかった、かゆいところに手が届く冷蔵庫になりそうだ。