“子ども守れ”各地で対策 小学生の事故 5月が最多

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悲劇を二度と繰り返さないための動きが全国で始まっている。

16日、滋賀・大津市で行われた道路の点検作業。

歩道と車道の境界にあるブロックなどの安全確認を入念に行っていた。

大津市内で、保育園児の列に車が突っ込み、2人が亡くなった事故から8日。

滋賀県では、16日から、1日1万台以上の車が通る交差点や片側2車線以上で歩道がある交差点、およそ600カ所の点検を始めた。

危険と判断した場合は今後、新たな防護柵や車止めのポールの設置などを検討するとしている。

一方、札幌市の保育園では、今回の事故を受け、警察官が園児たちと一緒に散歩コースを歩き、安全を点検するパトロールが行われた。

保育士は「死角になる道や家の壁があって見えないところは、しっかり保育士が一歩前に出て、子どもたちを先に動かすよりも先に見て、保育士で声をかけ合って、目的地まで連れて行きたいと感じた」と話した。

警察庁の調べによると、小学生の歩行中の事故が年間で最も多く起きているのが、5月。

特に1年生の死傷事故が増えていて、学校生活に慣れてきて、遊びにいく機会が増えることなどが理由とみられている。

16日、登下校時の子どもたちの安全確保のため、全国で一斉に、通学路などの交通取り締まりが行われた。

16日朝、大津市の市長は、自民党本部を訪れ、安全対策強化などを求める要望書を提出した。

歩道への車止めの設置などに加え、ドライバーに注意を促すため、小学校周辺の道路に設けている、スクールゾーンにならった「キッズゾーン」を保育園の散歩のコースに設けることなどを求めた。

大津市の越直美市長は「国全体の交通安全ルールやどうすれば安全になるかは、国でも検討してもらって、子どもの命のために一丸となってやっていきたい」と話した。

これに対し自民党側は、「省庁横断的に取り組まなければならない」などと応じ、政府に対して、早急に予算措置などを求めていく方針を示している。