安倍首相、イラン外相と会談 「核合意」の履行継続要請

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安倍首相は、日本を訪れているイランのザリーフ外相と会談し、経済制裁の解除と引き換えに、核開発を制限した「イラン核合意」を引き続き守るよう強く求めた。

安倍首相は「中東情勢をめぐる状況が、大変緊迫化していることを懸念している。状況の安定化に向けて、率直な意見交換を行いたい」と述べた。

会談で安倍首相は、中東情勢の緊迫化への懸念を示したうえで、緊張緩和に向けて、日本が貢献する考えを示した。

一方、ザリーフ外相は、「核合意を履行している」とイラン側の立場を主張した。

また、安倍首相に先立って、16日朝、ザリーフ外相と会談した河野外務相は、「中東の安定には、イランの前向きな行動が必要」と主張し、緊張を高める行動の自制を呼びかけている。

アメリカが核合意から離脱して、イラン産の原油の禁輸措置を再発動したことに反発したイランが、8日、核合意の一部について履行を停止すると表明するなど、アメリカとイランは緊張状態にある。

5月末に迫ったアメリカのトランプ大統領の日本訪問の直前に、急きょ来日したザリーフ外相は、アメリカとの仲立ちを日本に期待しているとみられ、政府関係者は、「日本の外交力が問われる」と述べ、アメリカと引き続き話し合っていく考えを示している。