仏屈指の救助隊来日 捜索を取材 ベロンさん不明10カ月

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およそ10カ月前、2018年7月に栃木・日光市を観光で訪れたまま、行方不明になっているフランス人女性、ティフェヌ・ベロンさん。

その身に、いったい何があったのか。

家族は、手がかりを求めて、フランスからある専門家チームを引き連れ、来日した。

5月8日、成田空港に到着したのは、フランスの民間救助会社・マウンテンメディックイベンツ社の救助隊。

年間で、およそ900件の捜索や救助を請け負い、アルプス山脈やサハラ砂漠などでも活動する、救助・捜索のスペシャリスト。

彼らの来日の目的とは。

ベロンさんの妹・シビルさん「今回は、何としてでも、姉の手がかりになるものを見つけたい」

救助隊を依頼したのは、フランス人のシビルさん。

2018年7月、姉のベロンさんが観光目的で栃木・日光市に滞在し、宿泊先に荷物やパスポートを残したまま、行方不明に。

警察が河川や山を捜索したものの、今もまったく手がかりは得られていない。

なんとかベロンさんの手がかりを得られないか。

家族は、フランス有数の捜索チームを雇い、現場を訪れた。

到着翌日の朝、救助隊は早速、捜索の準備を始めた。

隊員は突然、急流の鬼怒川に飛び込み、泳ぎ始めた。

そして、中州に上陸するなどして、遺留品の捜索に乗り出した。

救助隊チーフのレミ・ドゥビダルさん「川の水位が低いので、捜索には向いている時期。この場所は堆積物がたまる場所。見つけたものを家族に見せ、ベロンさんに関連するものがあるか見てもらう」

宿泊先を出てから、消息がわかっていないベロンさん。

家族が川の捜索を依頼したのには、理由があった。

ベロンさんの兄・ダミアンさん「できるだけ、川でいなくなった可能性を排除したい。川で何も見つからなければ、彼女がどこかで生きていると考えられるから」

この日の捜索で、救助隊は、靴下や衣類の一部を発見した。

救助隊チーフ・レミさん「(ベロンさんの服は)色とカットがこんな感じだそうだ」

シビルさん「でも、この布は硬すぎるわ」

レミさん「でも正直わからないだろう?」

残念ながら、この日見つかったものには、ベロンさんの所持品は含まれていなかった。

この日の捜索は、フランスのテレビ局も取材していた。

フランステレビジョンのアントワンヌ・モレル記者「日本の警察が、どのように不明者の捜査をしているか知りたい。フランスの人々に説明する必要があります。なぜならフランスでは皆、ベロンさんについて心配している」

捜索は16日まで行い、家族はその結果をふまえて、フランス警察に、日仏合同での捜査を働きかけたいと話している。

栃木県警は引き続き、事件と事故の両面でベロンさんを捜すとともに、情報提供を呼びかけている。

情報提供は、「日光警察署(0288-53-0110)」まで。