「応援団文化」でスポーツビジネスが変わる!イベント満載“Bリーグ”ライブビューイングの狙い

  • 富山市で行われたプロバスケの試合を東京・港区でライブビューイング
  • 1枚4,000円のチケットで8K映像のワイドスクリーンで試合観戦
  • アウェーゲームもイベント盛りだくさんのライブビューイングで第3の収益源確保

「B.LIVE in TOKYO」

「Bリーグ」のオールスターゲーム(富山市)

人気選手が集い、華麗なプレーでファンを魅了したバスケットボールのプロリーグ「Bリーグ」のオールスターゲーム(富山市)。
ここでスポーツビジネスの常識を打ち破る挑戦が始まった。

試合会場となった富山市から、およそ260km離れた東京・港区のライブホール。

光と音の演出で客を盛り上げていたのは、現役選手も参加する「B.LIVE in TOKYO」と題した次世代型ライブビューイング。
会場ではフルハイビジョン番組の16倍もの解像度の8K映像のワイドスクリーンに試合の模様が映し出されていた。

「B.LIVE in TOKYO」(東京・港区)

ハーフタイムには、クラブチームのチアガールが盛り上げ、富山の現地会場と中継をつなぐなど、エンターテインメント性を重視している。

今回、この新たなスポーツ観戦の形を作り上げた背景には、これまでのスポーツビジネスの常識を打ち破る、ある狙いがあった。

ライブビューイングで第3の収益源確保

一般的に、プロスポーツチームの主な収入は、チケットやグッズの売り上げや放映権。
中でも、このチケット収入に注目すると、Bリーグの場合、ホームゲームが30試合、アウェーゲームが30試合の合計60試合あるが、クラブチームが実際に収入を得るのは、ホーム開催時のみ。

B.LEAGUE・葦原一正常務理事
一番大きなポイントは、第3の収益源を作ること。アウェーのときにアリーナやその周辺でたくさん人を集めて、こういった観戦スタイルが根づけば、新たな収益源になると考えている

アウェーのときも、ライブビューイングを実施し、そのチケット収入を第3の収益源として確保しようというのだ。

今回のイベントのチケットは、1枚4,000円。
決して安くはない金額だが、B.LIVEに訪れたファンは、
「最高です。臨場感が味わえるんで、会場にいるような気分」
「4,000円以上の価値ある」
「音も演出も一体感があって、楽しかった」と大満足の様子。

ライブビューイングでしかできない価値を提供することで、この日は会場をほぼ埋め尽くす926人のファンが集まった。

926人のファンが集結

応援団文化

実は、この第3の収益源戦略は、日本特有のある文化が成功の鍵を握っているという。

葦原常務理事
「応援団文化というものが根底にあると思います。応援団というものが日本にはあるが、アメリカにはない。運動会も日本特有の文化で、『赤組エイエイオー』、『白組エイエイオー』で、みんなで一緒に応援すると小さい時から体験しているので、とにかく、みんなで一緒になって騒ぎたい、応援したい潜在的なニーズがある」

第3の収益源確保のためのプラットホームを構築したBリーグ。

葦原常務理事は、「新しいことをやらないと成長率は止まっていく。今までの日本のスポーツビジネスで当たり前だった考えをいったん壊して、とにかくチャレンジしていきたい」と意気込む。

(「プライムニュース α」1月28日放送分)

プライムニュース αの他の記事