雪国でしか買えない!? 可愛すぎるお土産「モフモフゆきおとこ♂」を食べてみた

カテゴリ:話題

  • 雪男型のクッキーが話題! 北海道・新潟・長野などに出没
  • 「雪男なのに寒さが苦手なゆる~い設定です」“モフモフ”の正体は?
  • 5月~9月は販売していない季節限定のレア商品だった 

“ゆる可愛い” お菓子

強い寒気の影響で各地で雪が降り、厳しい寒さが続く中、見ているだけであたたかい気持ちになれるお菓子が、今にわかに注目を集めている。
それは、チョコレートがかかったクッキーなのだが、美味しさはもちろん見た目がとにかく可愛らしく、癒されると評判なのだ。

その名も「モフモフゆきおとこ♂」! 商品名からは柔らかい印象を受けるが、可愛い雪男とはどういうことなのか?
ツイッターに投稿されたその姿をご覧いただきたい。

半透明の袋から透ける丸みを帯びた白い体。そこに映えるころんとした黒い瞳は、庇護欲をかきたてる。
右端には彼らの心の声だろうか、「モフモフ…」「ハラヘッタ…」という文字が見え、小さな手足を広げて佇む姿は、恐ろしいイメージの雪男とは似ても似つかない。なるほど、これは可愛い。

「会社でもらった」というおかめのほっぺ.(@okamentan)さんは、その可愛らしさになかなか食べることができず、しばらく眺めていたという。

この「モフモフゆきおとこ♂」、他のユーザーたちからも「お土産でもらった」「食べずに一緒に暮らしたい」「我慢できなくて自分用に買った」という声が聞かれ、北海道、長野、新潟などの雪が多く降る地域での目撃情報が寄せられている。
多くの土産店ですぐに売り切れてしまう人気商品で、その見た目と希少性から話題となっているのだ。

見た目はもちろんだが、一体どんな味がするのかも気になる!
ということで、製造元の豊上ベーカリー(長野県上田市)に連絡し、「モフモフゆきおとこ♂」を送っていただいた。

いざ、実食!

パッケージからしてすでに可愛いが、「※イラストはイメージです。」ということなので、実物と対面すべくさっそく開封。
総勢28人のモフモフゆきおとこ♂達(18個入と10個入を開封)が箱の中に整列する様は壮観である。

「モフモフ…」と書かれた1つを持ち上げてみると、想像よりも質量を感じる。パッケージには、他にも「サムイナ…ハラヘッタ…ネムイ…ヒマダナ…」と5種類の呟きがあった。

袋から取り出すと、全体像があらわになった。雪男を模ったクッキーにホワイトチョコレートがコーティングされ、表面にはモフモフした何かがトッピングされている。
頭から食べるか、それとも足からいくかと迷っていると、つぶらな瞳と目が合って罪悪感におそわれた。

ひと口かじると、クッキーからサクッとした食感が伝わる。トッピングにはシャリシャリ感があり、まったりとした独特の風味からココナッツだとわかった。
程よい厚みのホワイトチョコレートはさっと溶けて、全体的に甘さは控えめ。
生地とチョコレート、ココナッツが一体となって、雪のような軽やかな口当たりを生んでいる。甘いものが苦手な人にも勧めたくなるクッキーだ。

食べてみると確かに美味しいクッキーだったが、なぜ雪男なのか? 思わず見惚れてしまうほどのゆる可愛いキャラクターはどうやって生まれたのか。
「モフモフゆきおとこ♂」の発案者である豊上ベーカリーの堀内昌也さんに商品開発の経緯やこだわりを伺った。

「雪男なのに寒さが苦手なゆる~い設定です」

ーー「モフモフゆきおとこ♂」誕生のきっかけは?

豊上ベーカリーは、各地の土産菓子を製造しています。
近年、スキー離れでシュリンクしていく冬の観光市場を盛り上げるために、雪に関わるキャラクターで市場を盛り上げたいと思い、既存のオコジョやキツネ以外に可愛いキャラがあればと考えている時、具現化されず想像上のゆるキャラが良いと思い立ち、「モフモフゆきおとこ♂」を発案いたしました。


ーー彼らの正体とは?キャラクター設定はあるの?

正体は…詳しくは不明です(笑)
江戸時代には『北越雪譜』で、新潟県の山中に「異獣」という妖怪が住んでいたと紹介され、近年だと広島で「ヒバゴン」など国内に言い伝えは多少ありますが、雪国に雪男伝説はありません。
モフモフゆきおとこ♂もそれらと同じく、ヒマラヤなどの山中にある未確認生物のイメージと認識しております。
キャラクター設定としては、「生息地は雪深い山奥で、本来寒さに強い雪男なのに寒いのが苦手・たき火が好きである」と、ゆる~い感じの設定です。

パッケージ裏で明かされる寒がり

ーーパッケージの呟きや手を差し出すようなポーズの意味は?

呟きは、何か話していたら面白いかなと考えました。
あのポーズは、ゾンビが腕を前に持ち上げてさまよっている様子からヒントを得たものです。


ーー開発において特にこだわったポイントは?

見た目のこだわりは、モフモフ感を出す為にココナッツパウダーをトッピングし、ココナッツの凹凸を生かして個々に表情が異なる目を入れたところです。
味のこだわりは、チョコレートで甘くなり過ぎないようビスケットの甘みを押さえ、サクサク食感を心掛けました。
ビスケットにホワイトチョコをコーティングしていますので直射日光・高温をお避け下さい。



2017年10月に発売した「モフモフゆきおとこ♂」は、10個入(税込650円)と18個入(税込1,100円)の2バージョンを展開。
累積販売数は、18万9,880箱(10個入が14万4,072箱、18個入が4万5,808箱)という人気ぶりだ。
反響を受けての思いを聞くと、「大変嬉しく思います。少しでも多くのお客様にお届け出来ますよう、心をこめてお作りしております」と話してくれた。

主な販売エリアは、スキー場や山岳地域といった観光地の土産物店、サービスエリアなどで、北海道、長野、新潟のほか宮城や山形などの東北地方にも出荷しているという。
また、「暖かい春先になるとゆきおとこは春眠してしまうからというのは冗談で、常温流通のため、気温が上がるとチョコが溶ける恐れがあるので、5月~9月の期間は販売を控えさせて頂いております」という理由から冬季限定でもあり、かなりのレア商品のようだ。

「モフモフゆきおとこ♂」の出没エリアを訪れた際には、ぜひ手に取ってその愛らしさと味わいを体感してみてほしい。
堀内さんおすすめの食べ方だという「温かいコーヒーやホットミルク」と一緒にひと息つけば、ほっと安らぐ癒しの時間を過ごせそうだ。

イラストと実物、どちらも可愛い