同窓会の手配や両親との過ごし方相談も! 企業内に従業員向けコンシェルジュ登場の狙い

  • 電通が企業内で従業員向けにコンシェルジュサービスをスタート
  • 友人と会うためのレストラン探しなど相談は多岐にわたる
  • サービス開始のきっかけは「家の外で頼れる人が欲しかった」

従業員向けコンシェルジュサービス

大手広告代理店の電通が従業員向けに新しいサポートサービス「Your Concierge」を導入した。  

企業内にコンシェルジュを常駐させ、従業員の仕事やプライベートにおける様々な要望に応えるというもので、ベンチャー企業の「TPO(ティピーオー)」と提携して今年からスタート。

例えば「同窓会のお店を探してほしい」というリクエストの場合、コンシェルジュが別のオフィスにいるスタッフにリサーチを依頼。

コンシェルジュが別のオフィスにいるスタッフにリサーチを依頼し、提案

数日で依頼者に応える提案を行う。

コンシェルジュが別のオフィスにいるスタッフにリサーチを依頼し、提案

接待のためのレストラン探しから上京する両親との過ごし方まで

コンシェルジュ:
お料理はどういったジャンルがよろしいとかございますか?

利用者:
50代ぐらいのおじさんおばさんが好むような和食の方がいいのかな…

同窓会の会場探しで利用した人は「日常多忙でなかなか考える時間がなくてお店の予約をする時間がない中で会社がこういうサービスを導入してくれて大変助かります」と話す。
  
その他にも、上京する両親と行ける観光スポットの提案や、友人と会うためのレストラン探しなど、相談は多岐にわたる。
電通ではこうした従業員からの相談を1日平均30件近く受けているという。

電通の湯川朋彦厚生業務部長は「ちょっとした抱えていること心配事であったり、やんなきゃいけない やんなきゃいけないと思っていることをお願いすることで、すごく安心して仕事に取り組めることもあると思います。社員一人一人の生活の充実ということが少しずつ実現できていると思う」と話す。

一人でもいいから家の外で頼れる人が欲しかった

このサービスを始めたTPOのマニヤン麻里子さんは、自身の忙しかった会社員生活がきっかけだという。
  
TPO・マニヤン麻里子代表取締役:
元々は私自身、金融機関で会社員としてフルタイムで働いていて、一人でもいいから家の外で頼れる人がいたらいいなという思いがあり、その思いを募らせてサービスを作ってみました

サービスを開始したTPO・マニヤン麻里子代表取締役

さまざまな働き方改革が進む中、プライベートと仕事と充実させてくれる企業内でのコンシェルジュサービスは今後広がっていきそうだ。

どういう時に企業内コンシェルジュサービスをしてみたいか街で聞いてみた。

流通関係(20代):
家族と旅行に行く時に使ってみたい。プライベートがより一層豊かになれば、仕事でもその気持ちをもって働けると思います

教育関係(30代):
(職場で)飲みに行くとなったら、下手なお店は用意できないので、そういうのでサクッといいお店とか紹介してくれたらと。(Q:プライベートでも利用してみたい?)それは自分でやってしまうと思う。仕事とプライベートは分ける方なので

情報サービス(40代):
子供が風邪をひいた時に病院に連れていってくれるとかは非常に助かりますね。(Q:個人情報を知られることに抵抗はない?)プライベートが明らかになって嫌な部分に関しては頼まなくなるだろうし、使える範囲でお願いするとは思う

サービス業(20代):
仕事の都合によっては銀行の開いている時間の中で窓口に行けないこともあったのでそういう部分をお願いしたい。利便性みたいなところは会社によって傾向が出ると思うので、会社ごとに適したコンシェルジュを作れたら理想かもしれないですね

コミュニティーデザイナーの山崎亮氏は、「業務時間中にやるべきでないと思うようなことをやってもらえるのだったら助かる人もすごく多いのではないかなと。無駄な仕事と思っていることでも結構ビジネスのヒントになっていたり、家族や友達への感謝の気持ちを生み出すものも入っていたりする。例えば、友達の好きな食べ物を考える過程でお世話になっていた気持ちを思い出したり、店を自分で探したからこそできる会話がある。何をコンシェルジュに頼み、自分で調べた方がいいものは何かを判断することが大切になる」と指摘する。

(「プライムニュース α」1月24日放送分)

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