日本人初の決勝進出を果たした大坂なおみが世界から注目される理由

  • 全豪OPで日本人初となる決勝進出を果たした大坂なおみ選手
  • プレーだけではなく観客を惹きつける魅力ある“コメント”
  • 全豪OP中に記者&会場を沸かせた“なおみ節”をピックアップ!

テニスの全豪オープン・女子シングルスの準決勝で大坂なおみ選手は、チェコのカロリナ・プリスコバ選手と対戦し、日本人初となる決勝進出を果たした。

これでテニスの四大大会連覇に王手がかかり、勝てば世界ランキング1位となる。進化を続ける大坂選手が、世界から注目される理由に迫った。

大坂選手のおちゃめ発言の数々

四大大会のチャンピオンとして臨んだ全豪オープンで、観客を惹きつけたのは大坂選手のプレーだけではない。

全豪オープン大会前の会見で大坂選手は「今の私の最大の目標は“大人になること”。今の自分は、3歳児のようなものの考え方だから。実は一冊のノートがあるの。毎晩、寝る前にノートにみんなに披露するジョークを書き留めている」と発言。記者からどんなジョークを書いているのか聞かれると、「今のもジョークよ!」と会場を盛り上げた。

1回戦はストレートで圧勝したが、大坂選手を最も苦しめたのが選手ではなくコートに現れた1匹の蛾。ボールキッズによる捕獲劇を後ずさりして見守る姿に、1回戦後の会見で記者から「虫は気になったか?」と聞かれると、大坂選手は「蛾に触るのは超苦手なの!」と返していた。

続く2回戦もストレートで勝利するが、その前に同じコートで錦織圭選手が試合を行い、3時間48分の激闘の末に勝利していた。2回戦後の会見で大坂選手はこの試合を振り返り「とっても長い試合だったわ。4回もウォームアップできて『ありがとう』って言ったの」と話し、会場は笑いに包まれた。

逆転勝ちをおさめた3回戦では、試合中に転倒してしまう場面も。「ナオミ、大丈夫?」と心配する審判に大坂選手は「NO!」と返す様子に、観客たちも思わず笑ってしまった。3回戦後の会見で転倒した時の返事について大坂選手は「本当は大丈夫だったけど、『NO』と言ったら、どんな顔をするか見たかったの」とおちゃめな笑顔を見せた。

4回戦では2戦連続となる逆転勝ちをおさめ、コートの上でのインタビューで、「メルボルンの街をぶらぶらすることが好き」と発言し、記者から「気づかれないか?」と問われると、大坂選手は「NO」と返し、「誰も私のことなんか気にしないわ」と答え、会場を盛り上げた。

世界のメディアも絶賛

こういったやりとりを見た全豪オープンベスト8の経験のある杉山愛さんは「本当に魅力的で、面白い答えが返ってくるので、海外のメディアも注目している要因の一つだと思います」と話した。

続く、準決勝はストレート勝ちで、伊達公子さん以来となる日本人25年ぶりのベスト4を決めた。試合後の会見で、大会前に発言していた「3歳児のメンタリティ」について聞かれると、「1歳成長。ハッピーバースデーよ」と返していた。

ユーモア溢れる“なおみ節”が人気の大坂選手に、シンガポールの新聞『THE STRAITS TIMES』は、「彼女は自分のことを“テニス界で一番不器用な人間”と説明するが、それが逆に彼女のいいところだ」と評価。アメリカの『ハフポスト』は、「彼女の謙虚さがあなたの涙を誘う」とその魅力を伝えている。

そんな大坂選手が世界中から愛される理由について杉山さんは「ダイナミックなテニスとは裏腹に、すごくチャーミングで女性的な、またユーモアがあるスポーツの一面も持っている」と話した。

また、2018年5月のスペイン・マドリードで開かれた食事会で大坂選手と同席した加藤未唯選手も「あの攻撃的なテニスからは想像できないくらい声も可愛いくて、小さいという印象でした。他の海外の選手よりも謙虚さはあると思いますし、彼女なりに気を遣っていると思います。食事の時も相槌打ったり話をよく聞いてるなと思いました」とパワフルなプレーとは違うチャーミングな素顔について明かした。

26日に行われる決勝で対戦するチェコのペトラ・クビトバ選手に勝利すれば、大坂選手はアジア選手初の世界ランキング1位が決定する。

(「めざましテレビ」1月25日放送分より)

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