草津白根山の人気ルート GW前に通行再開なるか

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2018年1月に噴火した群馬県の草津白根山。

火口付近は現在も立ち入り規制が続いているが、その区域内を通る観光ルートの通行再開をめぐり、12日、注目の判断が示された。

群馬県の人気観光地・草津温泉。

この草津温泉と長野側を結ぶのが、国道292号の志賀草津高原ルート。

現在は冬季の通行止めとなっているが、毎年4月末には、真っ白な壁がそびえたつ雪の回廊が開通する人気の観光ルート。

2019年も19日に開通を控え、地元の商店も大勢の観光客に期待しているのだが...。

12日、この人気観光ルートをめぐって行われた防災協議会では、町のある方針が議論を呼んだ。

草津市・黒岩信忠町長

「道路を開通したい。(なぜ観光客が危険になる可能性がある判断をしたのか?)危ないというなら、全部逃がせばいいでしょ。しかしながら、経済というものがある。安全を担保した中で、経済を見ていかなきゃならない」

2018年1月に噴火した本白根山。

噴火警戒レベルは4月、1に引き下げられたものの、北に連なる白根山の警戒レベルは火口からおよそ1kmの範囲の立ち入り規制を求める2のまま。

その規制の範囲に、志賀草津高原ルートの一部が含まれているため、これまで地元自治体はおよそ8.5kmの区間を通行止めとしてきた。

12日の話し合いを経て、草津町は、条件つきで規制を解除する方針を決定。

噴火発生に備え、シェルターの増設、監視委員の配置のほか、観光客に危険を周知するなど十分な安全対策をとることを条件に、日中に限り、規制区域内の通行を再開するとしている。

黒岩町長

「人の命をないがしろにするつもりはないし、安全対策を盤石にする」

これに、地元の商店は...。

有限会社頼朝・山口芳雄さん

「よかったです。大型連休前にあのルートが通れると通れないでは、観光業にとって大違い」

ただし、再開の時期は、道路を管理する群馬県が安全対策を確認したうえで最終判断する見通しで、開通がゴールデンウイークに間に合うかはわからないが、時間がかかるとみられる。

一方で、気象庁は...。

気象庁火山対策官・宮村淳一氏

「この範囲では、噴火にともなう危険が起こりうると警戒すべきと伝えています」

気象庁は、警戒レベル2を維持し、引き続き火口から1kmの範囲での噴石への注意を呼びかけるとしている。