【独自】22歳女性切りつけられ死亡…「一生牢屋に入ってろ」父親が語る“交際相手”への怒り

  • 22歳女性切りつけられ死亡…別れ話からトラブルになっていた
  • 「もう二度と会いません」とメールも…数日後家に押しかけ暴行も
  • 「真面目でおとなしい性格」…容疑者の人物像は?

さいたま市で22歳の女性が刃物で切り付けられ死亡した事件。
娘の命を奪われた父親が、24日正午ごろFNNの取材に応え、無念の思いを語った。

「一生前に顔を出すなと、一生牢屋に入ってろと。そういうことは言いたい」

亡くなった金井貴美香さんの父

事件が起きたのは23日午後6時ごろ。
さいたま市大宮区のビルで、会社員の金井貴美香さん(22)が切り付けられ、約1時間後、搬送先の病院で死亡した。
殺人未遂の現行犯で逮捕されたのは、鳥山裕哉容疑者(25)。群馬県前橋市の職員だった。

事件の目撃者は、「エレベーターから連行されて、警察官4、5人くらいに囲まれていました。(身長は)155~165cmの間で、小柄な男性ですね。グレーのスラックスに黒い革靴、上がシャツみたいな。呆然としていて、気力がない感じでした」と鳥山容疑者の様子を話す。

連行される鳥山容疑者

「二度と会いません」とメールの数日後、家に押しかけ暴行

貴美香さんの父親によると、2人は昨年春ごろから交際関係にあったという。
しかし、別れ話からトラブルになり、貴美香さんは昨年9月から警察にも相談をしていた。

貴美香さんの父:
(鳥山容疑者が)ここのところ急に幾日か過激になってきちゃったので、これはちょっと困るなと思って。
19、20日とうちの女房と泊まりに行っていた。その時(午前)3時ごろ、貴美香のメールが鳴ってたから、そしたら(午前)5時ちょっと過ぎにアパートに来て、貴美香に話があると。

貴美香さんの父:
こんなところで夜中に騒がれてもと車に乗せて、貴美香にパジャマの上からコートを羽織らせて3人で話をした。3時間くらい話をして納得して帰って行って。
その時はニコニコして帰って行ったんだけど、その後メールも寄こして。「二度と会いません。いろいろお世話になりました」というのを寄こして。
(交際は)終わっていたはずなんだけど、その後がどうなっていたか分からない。

貴美香さんの身を案じ、1月19日から2日間、アパートに泊まり込んだという両親。
すると、20日未明に鳥山容疑者がアパートを訪れたため、父親を交えて3人で話し合い、鳥山容疑者からはその後、「二度と会いません」とメールが届いたというのだ。

ところが、鳥山容疑者は事件前日の22日にもアパートを訪問。そこで貴美香さんに暴行を加えたため、両親は再びアパートへ。
しかし、事件はその翌日の夜、貴美香さんの勤務先で起きてしまった。


貴美香さんの父:
(貴美香さんの)首を絞めて顎を殴って帰って行ったんだけど、その次の日の事件だから。
心配になってここへ俺が泊まり込みに来た。そうしたら来なかったんだけど、だから会社の方に行ったんですよね。
だから結局、不意を突かれたような感じです。

「素直な子だった」貴美香さん…鳥山容疑者の人物像は

事件当日、貴美香さんは被害届の相談のため、地元の警察を訪れる予定だったという。

父親が「素直な子だった。親が言うのもなんだけど、(勉強は)できない方じゃなかった、結構できたかな」という貴美香さんは、大学時代には得意の英語でスピーチコンテストにも出場していた。

貴美香さん:
皆さんのサポートによって、私の近所で命を落とした7歳の男の子のような高齢者ドライバーによる交通事故の被害者がいない世界にできると信じています。
(英語コンテストのスピーチ内容より)

大学時代の先輩は、貴美香さんの印象を「英語を研究するサークルに入っていて、真面目で笑顔で聞いてくれる聞き上手。一生懸命コンテストとかいろいろ取り組んでいて」と話す。

鳥山容疑者は事件当日、前橋市役所に普段通りに出勤したが、午後1時15分ごろ、突然体調不良を訴え早退。
その約5時間後、大宮で犯行に及んだ。

前橋市によると、鳥山容疑者は真面目でおとなしい性格で、普段の勤務態度にも問題はなかったという。

鳥山容疑者は、「女性の首を刃物で刺したことは間違いありません」と容疑を認め、貴美香さんを待って刺したと供述している。

使われた凶器は刃渡り約20㎝の包丁で、後ろから羽交い絞めにして左首などを刺していることから、警察は強い殺意があったと見て容疑を殺人に切り替え、詳しい動機などを追及する方針だ。

(「プライムニュース イブニング」1月24日放送分より)

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