「新入社員よ、スキルを隠せ」!? 余計なことをやらされるのか、突きつめるのか

「新入社員たちよ、下手に絵を描けることを言ってはならない」と呼びかけるツイートが話題に

カテゴリ:国内

  • 4月になり、新入社員向けに処世術を呼びかけるツイートが 
  • 「会社では得意なことは隠すべき」という意見が共感を呼んでいる 
  • スタジオでは徹底的にやる事で変わるものもあるかもしれないという意見も 

「特技は隠せ」? 新入社員への忠告ツイートが話題に

2017年4月、新入社員に向けて呼びかけられた、こんなツイートが話題になった。


久下真以子アナウンサー:
4月に入って、Twitterでは新入社員の方々へ向けて、働き方を忠告するものが数多く見受けられます。その中で、話題となっているものを紹介させていただきます。皆さんは共感できますか?

「そうだ、下手に絵が描けることを言ってはならない。私はそのせいで入社以来、通常業務に加え会社の広告を作り続けるハメになっている。
サービス業なのに。生き延びたければ隠せ。新入社員たちよ、お前達だけは生き残れ。お前達は未来の希望だ。俺の屍を越えてゆけ。」

久下:
このツイートが共感を得て、このような反応がありました。

「絵だけじゃなくて、得意な事は会社では隠すほうが良い」
「アレができるコレができるとその分の手当ても無いのに仕事を回される」
「相対的に他の社員よりも仕事に要求される完成度も上がる」

速水健朗:
余計な特技を会社で知られたらロクなことがないよっていうことみたいですね。どうですか皆さん。同じような経験をされたことってないですか?

明和電機・土佐信道社長:
僕は全て出してますね。

速水:
そうですよね(笑)。

土佐氏:
そのお陰で24年間やってきたので。ぶっちぎりでやってきました。

速水:
つまり社長と、従業員では立場が違う?

土佐氏:
徹底的にやるかどうかじゃないですかね。例えば絵が描けることがバレちゃったら隠すんじゃなくて、逆に描きまくる。もうやめろっていうくらい描きまくる。

久下:
仕事じゃないのに~ってなりませんか?

速水:
中途半端だから「やらされる」わけで、そこを突きつめてやっていけば、仕事になりますもんね。

土佐氏:
クジラに飲まれたらクジラの腹を突き破って出て来るくらいの感じで。野心ですね。

久下:
ちなみに、社長はどういったことが特技があるんですか?

土佐氏:
電気屋じゃないのに電気屋をやっていることですね。明和電機という容れ物を考えたのが良かったです。

速水:
なるほど。

土佐氏:
僕、やり始めた時、全く電気屋でもなんでも無かったんですけど、日本人はこの服を見るだけで電気屋だと思っちゃいますよね。

速水:
そうですね(笑) 

土佐氏:
それで突っ走ると、ついてくる。例えば『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督はガメラを最初に撮った時、全く特撮できなかったんですって。

速水:
え! 特撮の監督の第一人者みたいなイメージなのに?

土佐氏:
当時、誰か特撮やれる人いないか? ってなった時に、 はい!って手をあげた。

速水:
できないことをやることから大きく変わることもありますからね。余計な仕事をさせられちゃって嫌だなって人もいますけど、むしろその逆をやってもいいのかも。

久下:
ちなみに、ADの島田ちゃんはホウドウキョクのイラストを一手に任されていますが、「絵が得意と言って良かった」派らしいです。

沼田健彦(GREEN FUNDING by T−SITE代表):
僕、サラリーマン時代はゴルフするのを隠してましたね。付き合わされるから。でもサラリーマンじゃなくて自分でやるようになったら、「出来ます」って言って誘ってもらうようにしてますね(笑)。

速水:
できる上で隠すっていうのと、できない上でやらせろというのと、どっちが正解か分からないですね。「余計なこと言わないで隠しておけよ」っていうのは現代的な気がするけど、それが生きにくくなってしまうような社会を作ってる気もする。これ、みんなバラバラでいいと思うけどね。