「今すぐ入れる居酒屋」探しにもう困らない? “人感センサー”で空席状況をリアルタイム表示

カテゴリ:国内

  • 新宿西口エリアの居酒屋6店の空席をリアルタイム表示する実証実験開始
  • 座席状況を人感センサーで取得し自動で情報発信
  • どんな仕組みなのか?ヤフーの担当者に詳しく聞いた

人があふれる繁華街で「これからみんなで飲みに行こう!」と、今すぐ入れる店を探すことになったら、
あなたなら、とりあえず適当な店に入って聞いてみる?それとも全員でグルメサイトを見て電話しまくる?

でも、お店の人から「あと45分ぐらいで席が空くかもしれないっス」と微妙な時間を言われたり、探す範囲を広げたりしているうちに、だんだん気持ちが萎えてしまったりした経験は誰にでもあるだろう。
こんな「今すぐ入れる店」探しの残念な常識が、まもなく変わるかもしれない。

提供:ヤフー

検索大手のヤフーは24日から、新宿西口エリアにある大手居酒屋6店と協力し、リアルタイムの空席情報を一覧表示する実証実験を開始した。
各店舗のテーブルに設置した人感センサーが座席の状況を読み取り、サーバーが空席情報を計算。
「Yahoo!ダイニング」の特設ページに、「空席あり」「残りわずか」「混雑中(お問い合わせください)」などリアルタイムに空席情報を掲載し、スマホやPCで複数店舗の空席が確認できるという。

提供:ヤフー

今回の実験に参加する店舗は以下の6店。(座席数はYahoo!ロコより)

●旨唐揚げと居酒メシ ミライザカ 新宿西口店(239席)
●坐・和民 新宿西口店(193席)
●ニッポンまぐろ漁業団 新宿西口店(98席)
●北海道 新宿西口店(178席)
●北海道シントク町 塚田農場 新宿西口店(156席)
●宮崎県日南市 塚田農場 新宿西口郵便局前店(132席)


ヤフーはこの仕組みによって、客側には「特定エリアで今すぐ入れる居酒屋を探したい」という課題を解決するメリットをもたらし、店舗側も自動的に空席情報を案内できるため手間をかけずに集客機会の創出が期待できるとしている。
実験は2月26日火曜日まで約1ヶ月間にわたって行われ、期間中の来客数の増加などを踏まえて「Yahoo!ダイニング」への機能実装や、居酒屋以外の対象店舗の拡大などを検討するという。

確かに便利そうだが、特設ページの下の方をよく見ると、「センサーや店舗の状況により、表示中の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。」と、ちょっと気になる一文が書かれていた。
では、空席情報はどのぐらいリアルタイムなのか?など担当者に仕組みを聞いてみた。

更新間隔は1~2分

――空席情報の更新間隔はどれぐらい?

1~2分程度です。


――トイレに行っても空席と認識される?

一時的な離席なのか空席なのかといった、正確な空席情報を予測するために独自の計算を行います。


――センサーってどんなもの?

テーブル下に取り付けるものになります。
人が近くにいるかどうか赤外線を用いて把握できる人感センサーを利用して、人が席に座っていることを把握します。


――全店すべてのテーブルに付ける?カウンターはどうなる?

店舗によって事情が異なるため、全テーブルではありませんが、カウンターを除くほとんどのテーブルに設置しています。


――「空席あり」「残りわずか」「混雑中(お問い合わせください)」は、どれぐらい席が埋まっている状態?

具体的な言及は控えさせてください。


――「空席あり」や「残りわずか」でも、例えば大人数の団体だと入れないこともあるのでは?

ありえます。
店舗に、そもそもその人数規模をまとめて収容できるテーブルなどがあるかどうかにもよります。
また、空いたテーブルが離れている場合もあるため、団体様が入れないケースもありえます。

ヤフーはお客さんが増えると期待

――なぜ西新宿にしたの?

「今すぐ入れる居酒屋を探したい」というニーズを探るためには、特定エリアに絞って取り組む方が実態に即していると考えました。
その上で、満席と空席のいずれも発生しやすく、協力いただける店舗も一定数確保できるエリアとして、「新宿西口エリア」を選定したということです。
また導入にあたっては、機器の設置や各種打ち合わせといった店舗側への負担も多少ありますので、普段よりお付き合いがあり、協力いただけそうな店舗にお声がけして6店の協力が得られた次第です。


――忘年会や新年会シーズンに使えたら便利そうだが、その時期にやらなかった理由は?

満席と空席のいずれも発生することが本実証実験の前提となるため、慢性的な満席となるケースの多い繁忙期は避けました。


――この実証実験で、どのぐらいお客さんが増えると予想している?

ユーザーのニーズも一定あると捉えており、店舗への送客も増えると期待していますが、具体的な数値予想などは非開示です。


この特設サイトを見れば、入れる店を探して寒空の下をうろつくこともなくなりそうだ。
担当者によると、実験後の展開はまだ未定とのことだが、近所の飲み屋街でやってほしいという人はかなり多いのではないだろうか?