稀少価値?「平成31年」貨幣に申し込み殺到! 造幣局に聞いた「昭和64年」の意外な事実

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  • 造幣局が販売する「平成31年」貨幣セットに申し込み殺到
  • 造幣局「予想以上の反響で驚いている」
  • 「昭和64年」貨幣のことを聞くと、意外な事実がわかった

「平成31年」貨幣セットに申し込み殺到

独立行政法人造幣局が販売する、今年の和暦「平成31年」を刻んだ硬貨6種類に特殊な光沢加工を施した貨幣セットに、改元の影響で全国から購入申し込みが殺到。
抽選が行われる可能性が高い貨幣セットも出ているという。

貨幣セットは5種類あり、抽選になる可能性が高いのは、昭和62年から販売されている「プルーフ貨幣セット」。
特殊技術で貨幣の表面に光沢を持たせて、模様を鮮明に浮き出させたのが特徴だ。

申し込みの受付期間は1月10~30日。
16日までに予定数量の3万セットを超える申し込みがあり、数万セットを追加製造する方向だが、製造能力に限りがあり、購入希望分のセット数は確保できない見通し。
抽選になれば、貨幣セットの販売開始から初めてのことだという。

そして、今回と同じような反響があったと考えられるのが、昭和64年
昭和天皇の崩御を受け、改元が行われた年だが、この年は今回と同様に貨幣セットに申し込みが殺到したのだろうか?
独立行政法人・造幣局の広報担当者に話を聞いた。

元号への関心が高まっている

――毎年販売しているようだが、「平成31年」貨幣セットならではの特徴はある?

とくにありません。


――予約が殺到しているようですが、どのぐらいの申し込みがきている?

「プルーフ貨幣セット」は3万個の予定が約8万2000の申し込みがきています。


――予約が殺到していることをどう思う?

元号への関心が高まっていることが端的にあらわれたかたちなのでは、と感じています。
予想以上の反響で驚いています。


――販売予定数より申し込み数が上回っている。抽選になりそう?

申し込み分の全てに対応したいと思っているのですが、抽選の可能性があります。

昭和64年は貨幣セットを販売していない。理由は…

――元号が変わった昭和64年にも、同じような現象が起きた?

実は、昭和64年には、貨幣セットは販売していないんです。

――それはなぜ?

昭和64年の100円と50円を製造しなかったからです。

――製造しなかったのはなぜ?

昭和天皇の崩御がこの年の1月早々で、この時点で製造を予定していた昭和64年の貨幣は、1円、5円、10円、500円。

この時点では、100円と50円を製造する予定がありませんでした。

そもそも、貨幣は同時に6つの貨幣を製造するわけではなく、製造計画に基づいて順番に製造するのですが、このとき、100円と50円の順番は、その他4つの貨幣より後だったわけです。

そのうえ、崩御を受けて、平成元年の貨幣の金型の製造が始まったため、昭和64年の100円と50円を製造する必要性も薄くなり、結局、製造はされませんでした。

つまり、昭和64年の100円と50円は、この世に存在しないんです。

貨幣が全て揃わなかったため、この年、貨幣セットは販売されませんでした。

造幣局

昭和64年の100円と50円はこの世に存在しない…
今年「平成31年」と同じく、改元が行われた「昭和64年」には貨幣をめぐる予想外のエピソードが隠されていた。


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