衝撃!雨不足ここまで…一級河川が干上がった!いつまで続くかの“カラカラ”天気

カテゴリ:国内

  • 雨が少ないために一級河川の水の流れが途切れる「瀬切れ」
  • 静岡市の年明けからの降水量は1ミリ!雨が降らない理由は
  • 今後しばらくは乾燥続く…インフルエンザに警戒を!

世界各地で異常気象

22日の「直撃LIVEグッディ!」では、世界各地で起こっている異常気象についてお伝えした。

オーストラリアの首都・キャンベラでは気温が4日連続で40℃を超えるなど、80年ぶりの記録的な猛暑に。あまりの暑さに、普段は水を飲まないというコアラが、ホースから水をがぶ飲みする姿が目撃された。

一方、北半球のロシアではマイナス60℃を下回る寒さに!雪景色の中を走る男性は、眉毛もまつ毛も真っ白に凍っていた…。

世界中で起きている異常気象の数々。それは、実は日本でも…!?

グッディ!のカメラは静岡市を流れる一級河川・安倍川に向かった。

完全に干上がった安倍川

普段であれば川幅100m、膝下くらいまでの水量があるという川が、完全に干上がっているのが分かる。

国土交通省静岡河川事務所によると、安倍川では雨の少ない状況が続いたため、水の流れが途切れる「瀬切れ」が発生しているという。

李盛進ディレクター:
いま私が立っている場所なんですが、ここは安倍川の川底なんです。全く水がないという状態ですね。足元はゴツゴツした石があり、こちらに流木もあります。普段は川に沈んでいたと思われるので、深さは1m以上あったのではないでしょうか。

「瀬切れ」は今月13日、静岡大橋の近くで確認された。しかし、それからおよそ1週間後…。

李:
21日には、安西橋まで「瀬切れ」が発生したことが確認されました。河口から約5.5kmの範囲で、川の水が全くなくなってしまいました。この安倍川はとてもきれいな清流で、鮎漁が盛んな場所です。鮎は2月上旬ごろ海から川に上ってくるんですが、いまは川の水がなくなっている状況なので、鮎が上ってくることができません。近所に住んでいる方に取材すると、とても心配している声が聞かれました。

雨が降らない理由は?

静岡市の年明けからの降水量はなんと、1ミリ。なぜ雨の降らない状況が続くのだろうか?スタジオに芦原瑞文気象予報士をお招きし、解説してもらった。

安藤優子:
川底からの中継ということで、驚きましたね。

木下康太郎フィールドキャスター:
まず降水量から見てみましょう。

木下:
白くなっている部分はほとんど雨が降らなかった場所です。こう見ると、太平洋側を中心に雨の降らなかった所が多いですね。さらにここ1週間の湿度は30%台や20%台が多く、非常に乾燥していることが分かります。この降水量ですが、平年と比べると…。

木下:
茶色く表示されている部分は平年比の20%以下ということで、平年と比べても非常に降水量の少なかった部分となります。これも太平洋側に非常に多いということが見て分かりますね。

なぜ、太平洋側は平年に比べ降水量が少ないのだろうか?

芦原気象予報士:
雲が日本海側の方にありますね。太平洋側は晴れていますが、この雲を動かしてみましょう。日本海側から雲がやってきますが、ここに来ると雲が消えてしまいます。

 
たしかにいくら雲が流れてきても、ある部分を境に消えてしまって、太平洋側は晴れたままとなっている。

芦原気象予報士:
なぜかと言うと、ここに何かがあるからです。何があるでしょう?

安藤:
山!

芦原気象予報士:
そうです、ここに山があります。山の日本海側は雪で、太平洋側は晴れという風にくっきり分かれているんです。

安藤:

地形が変わらない限りはこの現象も変わらないんですね。

木下:
山を動かすわけにはいかないですからね。では、なぜこのように乾燥するのか?こちらについても解説をお願いします。

乾燥する理由は?

芦原気象予報士:
日本海側から湿った空気がやってきて、山にぶつかると上昇します。上昇すると空気が冷えて、氷結し水分となります。その水分が気温が低いと雪になるわけです。日本海側で雪を降らせて、太平洋側に乾いた空気が落ちてくるんです。

安藤:
雪を降らせたあと、乾いた空気だけが山越えしてくるんですね~。

芦原気象予報士:
しかも、この山が高ければ高いほど、どんどん水蒸気を絞っていってしまいますので、山の日本海側は雪がたくさん降ります。その分、山の太平洋側はより乾いた空気が下りてくる。関東のこのあたりは高い山が多いです。ですから、関東はより乾いた空気が下りてきやすくなっています。

木下:
問題は、この乾燥がいつまで続くのかということですが…。

芦原気象予報士:
この乾燥をもたらしているのが、3波型の寒気。この寒気が下りてくると、先ほどの山にぶつかって日本海側では雪、太平洋側では晴れるという状況が続きます。 

木下:
まだしばらくは乾燥が続きそうですね。皆さん警戒が必要です。
 

空気が乾燥していると、インフルエンザ流行の心配も…。皆さん、お気を付けて!

(「直撃LIVE グッディ!」1月22日 放送分より)

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