センター試験に出た“謎キャラ”にネットざわつく…作成者に出題意図を聞いた

カテゴリ:国内

  • センター試験のリスニング問題のイラストが話題
  • Twitterでは、このキャラの絵のタッチを変えたイラストや3D化など二次創作で盛り上がる
  • 担当者「反響は、キャラクターに対する親しみなどが影響しているのでは」

20日に2日間の日程を終えた大学入試センター試験。この中で、19日に行われた英語のリスニング問題において、選択肢のイラストがユニーク過ぎると、ネット上で注目を集めている。

話題のキャラクターは、リスニングの第1問目で問題の選択肢として登場した。「漫画の新しいキャラクターを決めたい」男女の、英語での会話を聞き、答えとして最も適切なキャラクターのイラストを選ぶというもの。

選択肢には、手足と羽が付いたリンゴのキャラ、手足と羽が付いたニンジンのキャラ、腕の力こぶが特徴的なキュウリのキャラ、腕の力こぶが特徴的なブドウのキャラの4種類があった。

【問1のリスニング内容】
男性: We need an idea for a new cartoon character.
女性: I agree.How about a vegetable?
男性: That sounds OK. But,for a stronger impact,give it wings to fly.
女性: Good idea.

ユニークなイラストで話題となったリスニング問題(画像:独立行政法人大学入試センター)

正解は、野菜をモチーフに羽をつけたキャラクターの2だが、盛り上がったのはそこではなかった。
試験が終わると、受験生と思われるTwitterユーザーらが「リスニングの問題に出てきたキャラクターがめっちゃインパクトありました(笑)」「センター試験、正気じゃない点で浪人確定したんだけどリスニングの化け物が面白かったから別にいいよ」などと、このキャラクターについて次々と投稿。そのインパクトのある独特なタッチと相まって、注目を集めた。

さらには、このキャラの絵のタッチを変えたイラストや3D化するTwitterユーザーまで現れ、二次創作として盛り上がりをみせた。

意外な形で話題となったこの問題は、どのような意図で作られたのだろうか? 独立行政法人大学入試センターの試験・研究統括官に話を聞いた。

イラストを含め、扱う題材は取り組みやすさ等を考慮

――この第1問の出題意図は?

本問題を含む第1問は、比較的平易な英語を聞いて、必要な情報を正しく把握することができるかを問う問題です。

イラストを含め、扱う題材については、受験者の取り組みやすさ等も考慮しながら、問題の趣旨を適切に踏まえたものとなるよう問題作成部会において検討を重ねた結果であり、今回の出題も同様と考えています。


――どのような点を意識して、図柄を決定した?

イラストの作成については、問題作成に関わることですので回答は控えさせていただきます。


――ネット上で話題になっていることについてどう思う?

今回の反響は、キャラクターに対する親しみやセンター試験への関心の高さが影響しているのではないかと考えております。

「ここまで漫画っぽいキャラクターが出たことにびっくり」

そして、 試験当日の夜にいち早く3D化してTwitterに投稿した寺井(@c_alex_x)さんにも、話を聞いた。

寺井さんのTwitterより

――このキャラを最初に見たとき、どう思った?

国の英語試験でここまで漫画っぽいキャラクターが出たことにびっくりしました。


――なぜ3D化を考えた? 作成におけるポイントは?

簡単に作れそうで面白そうだと思ったからです。ポイントはできるだけ早く仕上げようと思ったので、野菜や果物の本物っぽい質感はこだわらないようにしました。製作は1時間半くらいです。

受験生のほか、Twitterユーザーが次々と二次創作を生み出すほど注目を集めた謎のキャラクター。リスニング問題の男女の会話にあるように、「インパクトの強い」キャラとなったことは間違いないだろう。