死者49人 犯行を“生中継”か NZモスク襲撃 銃乱射

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ニュージーランドのモスクが襲撃されたテロ事件。

死者は、49人にのぼっている。

銃を乱射したとみられる男は、移民に復讐(ふくしゅう)するとの70ページ以上にも及ぶ犯行声明を残していた。

少なくとも49人の命を奪った犯行グループの1人は、襲撃の様子を自ら撮影していた。

「大勢いたし、駐車場もいっぱいだった」

「生き延びるのは無理だな」

凄惨(せいさん)な銃乱射の一部始終が、インターネット上で生中継されたとみられている。

日本時間15日午前10時すぎ、ニュージーランドの街クライストチャーチの中心部にある2つのモスクで、銃の乱射事件が発生。

これまでに、少なくとも49人が死亡した。

現地警察は、20代の男1人を逮捕。

さらに2人を拘束し、関与を調べている。

目撃者によると、男の1人は白人で、軍服のようなものを着ていたという。

犯人の1人が撮影し、インターネット上で犯行の一部始終を生中継していたものとみられている映像。

男の右側には銃が1丁。

さらに、助手席にも3丁の銃が見える。

さらに男は、体に大量の弾倉とみられるものをまとっている。

運転を始めた男がかけているのは、イギリスの軍歌。

その後、右手に銃を持ち車から降りた男。

トランクには、さらに2丁の銃と赤いポリタンクのようなものも見える。

銃には、すべて白い塗料で、文字などが書かれており、映像から、文字の一部は「KEBAB REMOVE」と読み取れる。

「KEBAB」はイスラム教徒などへの蔑称とみられ、「REMOVE」は「取り除く」や「殺す」といった意味とみられる。

そして、モスクに向かった男は、中に入ると、およそ2分間にわたり銃を乱射した。

その後、路上で発砲し、車に戻った男は、銃を持ち帰ると、再びモスクへと戻り、執拗(しつよう)に発砲を続けた。

現地に住む日本人も、事件発生直後の現場に居合わせていた。

ニュージーランドに留学している日本人男性

「バスに乗っている時に、無線が『緊急事態だ』という感じで(流れて)、急にバスが方向を変えたんです。すぐ右方向の道が封鎖されていたので、おそらくすぐ真横だと思う」

インターネット上に公開された、74枚に及ぶ犯人のものとみられる犯行声明には、イラストつきで、「民族の自律」や「伝統と文化の保護」などと書かれており、白人の出生率の低さを嘆くとともに、「移民への復讐」という表現も用いられていた。

犯人のものとみられる犯行声明

「トルコ人たちへ。自分たちの土地で平和に暮らせば危害を与えません。ヨーロッパに住もうとすれば、あなたたちを殺して、われわれの土地から追い出します」

犯行の背景には、移民への人種差別があったのか。

ニュージーランドのアーダン首相は、計画的なテロと断定。

容疑者の車には、2つの爆発物がつけられていたことも明らかにしている。