消えた“8時ちょうどの「あずさ2号」”

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「話題.com」。

14日の注目ワードは、「あずさ2号」。

兄弟デュオ「狩人」が歌う、「あずさ2号」。

かつての恋人を思いながらも、新宿駅から春まだ浅い信濃路へ旅立つ女性を歌った、昭和を代表する名曲。

この歌詞の中に出てくる“8時ちょうどの「あずさ2号」”が、15日、その姿を消し、鉄道ファンや名曲を懐かしむ人を中心に話題に。

名曲を歌った「狩人」の加藤高道さん(59)も、「8時ちょうどがなくなるっていうことで、それも違った感じでさみしいんですけど、なんとかならないかなと思いましたけど」と話した。

SNSに投稿された写真には、午前8時ちょうどに出発する「あずさ2号」の様子が。

多くの鉄道ファンが、最後の姿をカメラに収めていた。

「あずさ2号が本当に旅立ってしまった」。

「8時ちょうどのあずさ2号が山梨?」。

かつて「狩人」が歌っていた「あずさ2号」は、新宿発のものだったが、現在の“8時ちょうどの「あずさ2号」”は、大月駅を出発する特急列車だった。

しかし、それが15日朝をもって、消滅してしまった。

「狩人」が「あずさ2号」を発売した当初、「あずさ2号」は、東京・新宿駅と長野・松本駅から午前8時ちょうどに発車していたが、その1年半後のダイヤ改正で、信濃路へ向かう下り列車番号は奇数、東京方面の上り列車番号は偶数へと変更。

この時点で、曲に登場する信濃路へ向かう「あずさ2号」はなくなっていた。

その後、2002年には、1日限りの復活で「あずさ2号」が新宿を出発するが、この時も午前8時ちょうどではなく、ほかの列車との兼ね合いで午前8時2分発に。

それでも、奇跡的に上りの新宿行きで、“8時ちょうどの「あずさ2号」”が山梨県の大月駅を出発するダイヤが残っていた。

それも、15日朝の“8時ちょうどの「あずさ2号」”を最後に消滅。

地元大月の人は、「(昔のあずさ2号は)ウキウキしましたね、そのころはね。『8時ちょうどのあずさ2号で~』って歌ですよね」と話した。

「狩人」の加藤さんは、「やっぱり、狩人の代名詞みたいなものですから、8時ちょうどのあずさ2号はなくなってしまいますけど、残念だけど、またその日が来ることを願っております」と話した。