宇宙から“人工流れ星”プロジェクト…39歳日本人女性が世界初の挑戦【イプシロン4号成功】

  • イプシロンロケット打ち上げ…「人工流れ星」プロジェクト
  • 「流れ星」の元となる直径1cmほどの粒を宇宙で放出へ
  • 本物より長い3~10秒観測可能?「早口で願い事3回言えそう」

「人工流れ星」プロジェクトの裏側は…

1月18日午前9時50分、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたイプシロンロケット4号機。搭載していた7つの衛星すべてを予定の軌道に投入し打ち上げは成功した。

文科省研究開発局は会見で「今回の打ち上げ成功により、45機連続の成功となり、我が国のロケット技術の信頼向上を示すことができた」と強調。
イプシロンが複数の衛星を搭載したのは今回が初めてだ。

この打ち上げの様子を、発射場近くで見守っていた女性。
宇宙ベンチャー企業「ALE(エール)」のCEO・岡島礼奈さん(39)だ。

今回イプシロンに載せられた岡島さんらが開発した衛星のミッション、それは…

世界で初めて流れ星を人工的に飛ばすというもの。

開発の拠点、東京港区のオフィスで、なぜ「流れ星」を作ろうと思ったのか、岡島さんに聞いた。

岡島礼奈CEO:
2001年のしし座流星群です。非常に美しかったので流れ星作れないかなと…

きっかけは「しし座流星群」。流れ星づくりに取り組み、その輝きを人工的に生み出すべく、十数年がかりで作り上げられたのが「流れ星放出装置」

岡島礼奈CEO:
筒を通ってここから出てきます。非常に高い精度が必要になります

直径1センチほどの粒が「流れ星」に…

流れ星の元となるのが、パチンコ玉とほぼ同じ直径1センチほどの粒だ。

宇宙空間に浮かぶ衛星から、1回5粒から20粒放出すると、大気圏との摩擦熱で燃え尽きる際に光を発し、流れ星に見えるという。

本物より長い3~10秒観測可能?「早口で願い事3回言えそう」

岡島礼奈CEO:
日本上空で流れ星を流すためには、オーストラリアから粒を放出します。ちょっとでも速度が違ったり、角度が違うと流したい場所に流せなくなってしまう

本物の流れ星は一瞬で消えてしまいますが、この人工流れ星は…

岡島礼奈CEO:
1粒あたり3秒から10秒観測できるはずです。早口で願い事を3回言えそうですね

粒の素材を工夫することで、長く観測でき、さまざまな色も出せるという。

世界初となる、この人工流れ星について街頭で聞いてみると「夢がある。お願いかなうかな、人工だけど」「就職無事できますように、楽しく生きられますようにと、幸せなことをお願いしたいです」などの声が聞かれた。

今後、軌道を調整し、来年春にも広島・瀬戸内地方で記念すべき最初の人工流れ星を実現させたいという。気になる流れ星の価格は非公開となっているが、早くも「娘の誕生日祝いに飛ばしたい」などの問い合わせが国内外から届いているということだ。

(プライムニュースイブニング 2019年1月18日放送分より)

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