ムーミンで脱「消滅可能性都市」 経済活性化 自治体の狙い

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埼玉県に、新たなテーマパークが誕生。

地元自治体の期待が高まる。

のどかな自然が広がる広場には、ムーミンのお屋敷のほか、ムーミンによるショーなどが行われていた。

ムーミンやリトルミー、スナフキンにも会える。

本場、フィンランド以外では初となるムーミンのテーマパークが5日、報道陣に公開された。

物語に登場するムーミンのお屋敷などを忠実に再現。

ムーミンの仲間たちが登場するショーや、アスレチックなども楽しめる。

株式会社ムーミン物語・西山祐介取締役「すごくフィンランドの景色に似ている。すごく自然豊かなので、ほとんど造成せずにつくりました」

このテーマパークがあるのは、東京の池袋から電車でおよそ50分。

8割ほどを山林が占めるという、自然豊かな埼玉・飯能市。

飯能駅の東側には、ムーミンの原作者の名前を冠した、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園が。

また駅の西側には、飯能河原などキャンプやハイキングが楽しめるエリアがあり、自然が重要な観光資源となっている。

今回、駅の北側にテーマパークを誘致したのには、社会問題を背景としたある大きな理由があった。

それは、「消滅可能性都市」。

消滅可能性都市とは、2040年には、子どもたちを産む中心的な世代である20代、30代の女性の数が、2010年時点の半数以下になると推計される市町村が、全国で896カ所にものぼると発表されたもの。

人口減少と少子高齢化が進む飯能市も、将来の存続が危ぶまれる消滅可能性都市の1つ。

飯能市地方創生推進室・関根浩司室長「飯能市の地方創生におきまして、民間資本を誘導して、市内経済を活性化させるという1つの思いがありましたので」

脱・消滅可能性都市の起爆剤として、テーマパークの誘致を重点プロジェクトに位置づけた飯能市。

民間企業と協定を結び、パークの建設は、市内の金融機関から調達した資金をもとに、市内の事業者に工事を発注。

また、従業員も飯能市在住者を積極的に採用するとしている。

飯能市地方創生推進室・関根浩司室長「このパークがオープンしたあとには、90億円以上の経済波及効果が生まれるというふうに推計されています。もともと飯能市内、250万人ぐらいの観光客の方に年間お越しいただいておりましたけれども、今後10年間で、約倍増の480万人を目指すこととしています」

地方創生を軸にした官民タッグのテーマパークは、来週土曜日、3月16日にオープンする。