人手不足や過疎地を救う!? 世界最大級の家電ショーで注目される日本企業の実力

  • アメリカ・ラスベガスで世界最大級の家電ショー「CES」
  • TOTOはトイレの管理や清掃の業務効率化を提案
  • ヤマハは貨客混載の自動運転車両を提案 過疎地にも最適?

世界最大級の家電ショー「CES2019」

アメリカ・ラスベガスで行われた世界最大級の家電ショー「CES」。

ユニークな製品や数々の最新技術が展示される世界で最も注目される見本市の一つ。

世界最大級の家電ショー「CES2019」(米・ラスベガス)

その日に着る洋服をコーディネートしてくれたり、洋服をオンラインショッピングできたり、さらにはクリーニングの予約までできるクローゼット。

洋服をオンラインショッピングできるクローゼット

座るだけで呼吸と心拍数が計測できる椅子など、世界中から4,500以上の企業が出展し、約18万人が来場した。

座るだけで呼吸と心拍数が計測できる椅子

そこで存在感を発揮していたのは、確かな技術で消費者にソリューションを提供する日本企業の数々だった。

2019年は、日本からシャープやオムロン、積水ハウスなど大手企業の出展だけでなく、多くのスタートアップ企業も出展。

TOTOはトイレの管理や清掃の業務効率化を提案

その中の一つが、日本でトイレのナンバー1シェアを誇るTOTO。

空港など多くのトイレがある施設で、水の使用状況やペーパータオル、水せっけんなど、消耗品の状態をモニターでまとめて見える化。

施設の管理者が、異常を把握したり、清掃者をどこに行かせたらいいのかなどを効率的に判断でき、短い時間で、いくつものトイレの清掃をこなさなければいけないという現場の課題に向き合ったソリューションを世界に向け展示していた。

消耗品の状態を示すモニター(TOTO)

ヤマハは貨客混載の自動運転車両 過疎地にも最適?

問題解決に挑んだ日本企業はほかにも。

ヤマハが展示していたのは、自動運転で人と荷物を混載し、運搬することを想定した車両。これは山間部などの過疎地を救う手だてになるかもしれない。

ヤマハの担当者は、「今タクシーだとかバス、サービスがどんどん撤退してしまって、移動できないお年寄りがいっぱいいます。その中で人の移動だけではなくて、物も一緒に移動させる。人の移動がないときには、物を移動させる。そういったものを担うことによって、地域で1台なり2台を所有して使っていただきたい」と話す。

高齢化や過疎化が進む山間部の交通問題に向き合い、新たな移動手段を提案。水や米など高齢者に代わり、重たいものの運搬にも活用が期待できる。

新しいだけではない、日本人ならではの気遣い、心配りで、消費者のニーズを捉えたジャパンテクノロジーを世界へと発信していた。

展示の主流は“コンセプト”から“実用”へ

IoT/AIの専門メディアを運営する小泉耕二氏は、
「CESといえば、新しいコンセプトを打ち出して、新商品が見られると期待する人が多いが、今年は『コンセプトから実用へ』といった印象だった。コンセプトは5年ほど前に打ち出されたもので、それを徐々に詰めてきた感じがする。例えば、自動運転車両はだいぶ前から出ているが、横から飛び出してきた車両を回避できるようになってきた。
一方、スマートホームは便利になっている印象がないので、もっとシンプルにつながれるコンセプトを打ち出した方がいいと思う」と指摘する。

小泉耕二氏

(「プライムニュース α」1月17日放送分)

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