訪日外国人のスマホに注目! 意外な「日本の魅力」を発見

  • 年々増加する訪日外国人。2018年には初の3000万人を突破
  • 外国人たちは日本の何に魅力を感じている? 撮影した写真を見せてもらった
  • 課題は「言葉の壁」…タイ人に人気の店では“みえる通訳”サービスを展開

初の3000万人を突破した訪日外国人。
スマホで撮影した写真を調べてみると、私たちが知らない日本の魅力が見えてきた。

取材班が渋谷駅を訪れると、ハチ公像の前に長い列ができ、記念撮影をする人の姿があった。
渋谷のハチ公像は、今や“世界のHACHI”。

写真を撮っていたオーストラリア人の親子に話を聞くと、「ハチ公の話が好きで、写真を撮りに来たの。とってもかわいい写真が撮れたわ」と笑顔でハチ公像前でポーズを決める息子の写真を見せてくれた。
中国人観光客も「自分も犬を飼ってるから写真を撮りに来たよ」と話し、その人気ぶりが分かる。

観光庁は16日、昨年の訪日外国人が初めて3000万人の大台を突破したことを発表。
伸び率トップ3は、ベトナム(26%)、ロシア(22.7%)、イタリア(19.2%)で、地域を問わず増加していることが分かる。

そこで今回、取材班が注目したのは、日本を訪れる外国人たちのスマートフォン。その中には、日本の意外な面白さとおもてなしのヒントが詰まっていた。

外国人が撮った日本…何が映っていた?

アメリカ人の男性が撮影していたのは、街で見つけた看板。
物陰からこちらをじっと見つめる黒い犬の下に、大きく「探偵」と書かれている。

「探偵会社がわざわざ広告を出していることに驚いた。」という男性。
「これまでに探偵のポスターを見たことがないからね。(アメリカでは)探偵の宣伝なんて考えられないよ」という理由だった。

アルゼンチンから来たという2人組が見せてくれたのは、両手を広げるポーズでお馴染みの“日本のカーネル・サンダース”とも言える、すしざんまい社長の像だった。

「この人がすごい金額で大きなマグロを競り落としたと知って」撮影したのだという。 

そんな2人は、なぜか人気のない夜の道路も撮っていた。
「夜間街灯がなくても白く光って、きれいだったから。アルゼンチンとは違う。白線は実用的で、道もライトがあってきれいだわ」と興奮気味に話す。

マレーシア人家族が撮影したのも、日本の道路には当たり前のようにあるものだった。
撮影した娘は、「日本のマンホールは芸術的ですてきだったから撮ったの」と話してくれた。

私たちにとっては日常的な光景が、訪日外国人にとっては何よりの“おもてなし”になっているようだ。

今や外国人観光客の定番撮影スポットとなった洗浄器付きトイレも相変わらずの人気ぶり。
「日本のウォシュレットは世界で一番有名だよ」というスイス人男性は、使い心地も「よかった!」という。

タイ人の定番コース“紫ビル”  見える通訳サービスも

東京・御徒町近くに建つ紫色のビルは、タイの人々にとって定番の撮影スポットだという。

タイからの訪日客は、昨年初めて100万人の大台を突破。
“紫ビル”こと多慶屋は、タイで評判が広がり、今では観光コースの代表格となっている。

ビルの写真を見せてくれたタイ人観光客

人気の理由は、食料品からブランド品まで何でも揃う品揃えと安さだけではない。
商品棚近くに設置されたタッチパネルでタイ語を選び、商品のバーコードを読み込むと、タイ語でその商品の説明をしてくれるのだ。

さらに、通訳と直接話せる“みえる通訳”サービスも導入し、訪日外国人たちの心を掴んだ。

日本の魅力をさらにアップさせるために、こうした言葉の壁を取り払うことが、より重要となってくる。
買い物をしていたタイ人の客も「もっと英語の表記が増えてくれるとうれしい」と話した。

政府は、オリンピックが開催される2020年までに訪日外国人4000万人の突破を目指している。

(「プライムニュース イブニング」1月16日放送分より)

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