携帯音楽 若者11億人に難聴リスク WHOが警告

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スマホ使用で拡大。

大音量の音楽で難聴のおそれがあるとWHO(世界保健機関)が警告。

WHOが発した警告。

それは、「スマートフォンなどで大音量の音楽を聴くことによって、世界の若者のほぼ半数、およそ11億人が難聴になるおそれがある」というもの。

警告の対象となったのは、世界中で日常的に見られる、イヤホンをつけた若者たち。

WHOは、2050年までには、世界の12歳~35歳までのほぼ半数にあたる11億人が、スマホや携帯音楽プレーヤーを使い、大音量で音楽を聴くことで、難聴になる可能性があると指摘。

安全な音量として80dBを推奨し、利用限度も、1週間に40時間までにすべきとしている。

80dBとは、騒音にすると、走行中の地下鉄車内と同等のレベルだが、この警告に、赤坂山王クリニック・梅田悦生医学博士は「理想的には、80dBで1日1時間ぐらいで止めておいたほうが、耳にとってもいいんじゃないかと思います。大きな音を聞くと、内耳というところのカタツムリ管(蝸牛管)の細胞が壊されます。それがスマホ難聴です」と話した。

梅田医師によれば、時間をかけて蝸牛(かぎゅう)管などの細胞が一度壊れると、細胞は戻らず、その結果、失った聴力も戻らないという。

イヤホンをどのくらい使っているのか、街で聞いてみると。

出版関係(40代)「聴きますけど、そんなに大きくはない。周り(の音)が聞こえるレベルで。(一日の中でイヤホンで音楽聴く時間ある?)通勤の電車の中、片道1時間くらい」

IT関係(20代)「そんな爆音では聴かない。意識したら周りの音も聞こえるくらい。通勤の電車(の中で聴く)。(イヤホンで音楽を聴く時間は?)30分くらいですね」

また街では、「一応、周りの音が聞こえないぐらいに(音量を)上げてると思う。(耳に不調や違和感はある?)ちょっと音を拾いづらくなったというか、人の話し声が聞きづらくなって、『もう一回言ってくれませんか』みたいなことは結構ある」といった声も。

専門家は、テレビの音声が今までより聞き取りづらくなったら要注意だとしている。