中国が伊藤忠社員を拘束1年 “親中”「友好商社」がなぜ

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伊藤忠商事の男性社員が国家の安全を害したとして、中国当局に1年にわたり、拘束されていることがわかった。

実は、伊藤忠商事と中国との間には、深いつながりがあった。

中国で、日本人男性が1年間にもわたり、身柄を拘束されていることがわかった。

菅官房長官は、「昨年の2月に、広州市で40代の邦人男性1名が中国の国内法違反であったとして、中国当局に拘束され、昨年6月に起訴された旨を確認いたしました」と述べた。

関係者によると、拘束されているのは、大手商社・伊藤忠商事の40代の男性社員で、南部広東省の広州で国家の安全を害したとして、2018年2月下旬から当局に拘束されているという。

しかし、具体的な容疑名はわかっていない。

日本時間午後4時、中国で開かれた定例会見でも質問が出たが、華春瑩報道官は、「その件は把握していません。担当部門に聞いてください」と述べた。

日本の商社の社員が、長期間にわたって中国当局に拘束されるのは異例のこと。

伊藤忠商事元会長の丹羽宇一郎氏は、2010年、民間出身者として、初めて中国大使に就任した。

丹羽駐中国大使(当時)は2010年、「1000年、2000年ずっと隣人であることは間違いないですから、交流をできるだけ深めていきたい」と述べていた。

現在も日中友好協会の会長を務めるなど、親中派として知られる丹羽氏。

その伊藤忠商事の社員をなぜ。

中国では、2015年以降、スパイ行為に関わったとして、日本人が拘束されるケースが相次ぎ、今回の件を除き、少なくとも日本人8人が拘束されている。

このうち、2015年5月と6月に拘束された4人には、2018年、それぞれ実刑判決が言い渡されているが、いずれもどのような行為が罪に問われたのか明らかになっていない。

伊藤忠商事は、社員の拘束を認めたうえで、現在、事実関係を確認中としている。