“偽マリオ”が汚職を撲滅? 中国共産党 勝手に作成?

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中国に、またパクリ疑惑。

中国の短文投稿サイト「ウェイボ」に掲載された動画。

見覚えのある赤い帽子に、画面にはズバリ、「スーパーマリオ ミスター・ジャッジ」の文字が。

世界的にヒットした任天堂のゲーム「スーパーマリオブラザーズ」かと思いきや、さにあらず。

中国の司法部門などを統括する共産党の委員会が、無断で作った疑いが浮上している。

疑惑その1「主人公」。

およそ3分の動画に登場するのは、マリオにそっくりな赤い帽子をかぶったキャラクター。

上下左右に移動し、ブロックをたたいたり、敵の掲げた旗を降ろしてステージをクリアするところまでそっくり。

疑惑その2「BGMや効果音」。

コミカルで軽やかなBGM、コインやキノコをゲットした際の効果音など、オリジナルにそっくり。

この動画を東京・秋葉原に来た中国人観光客などに見てもらうと、「マリオそのもの」と口をそろえた。

一方、動画には、オリジナルにはないシーンも登場する。

トラに出会ったマリオのそっくりさん。

たたいてトラをやっつけると、ハエはハエたたきで撃退する。

実は、このトラとハエにはある意味が。

中国人留学生

「(トラとハエは?)腐敗している人です」

中国人観光客

「汚職のある地域の“汚職幹部の除去”です」

中国・習近平国家主席が“トラ退治”や“ハエたたき”に例えた官僚の汚職撲滅運動。

2017年10月18日の中国共産党大会で、習近平国家主席は、「“トラ退治”、“ハエたたき”、“キツネ狩り”を進めて、反腐敗への闘いは圧倒的な勢いが形成され、強固に発展している」と述べている。

動画には、汚職撲滅に力を入れる習近平政権の取り組みをアピールする狙いがあるとみられる。

また、車で次々と人をはねた男に、マリオのそっくりさんが、死刑判決を下すシーンも含まれている。

しかし、中国の一部メディアは、「この動画は、明らかに許可を得ずに、任天堂のキャラクターを素材として使った」と、無断使用を指摘。

折しも、アメリカ・ワシントンで行われた米中の貿易協議では、知的財産権の保護が主要テーマの1つとなったばかり。

なぜ、中国当局は「スーパーマリオブラザーズ」のそっくりすぎる動画を掲載したのか。

中国人留学生

「(マリオは)中国でよく見られて、代表的なキャラクターだから。もっとオリジナリティーを出してほしい」

任天堂は「個別の案件についてはコメントを控える」としている。